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03月13日-03号

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  1. 本宮市議会 2015-03-13
    03月13日-03号


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    平成27年  3月 定例会(第2回)          平成27年第2回本宮市議会定例会会議録(第5日目)◯議事日程(第3号)                 平成27年3月13日(金)午後1時30分開議     開議宣告日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(21名)     1番  菊田広嗣君      2番  菅野健治君     3番  橋本善壽君      4番  三瓶裕司君     5番  次藤 栄君      6番  後藤省一君     7番  円谷長作君      8番  佐々木広文君     9番  根本七太君     10番  山本 勤君    11番  渡辺秀雄君     12番  渡辺善元君    13番  川名順子君     14番  遠藤孝夫君    15番  渡辺由紀雄君    16番  伊藤隆一君    19番  国分民雄君     20番  渡辺忠夫君    21番  国分勝広君     22番  川名正勝君    23番  國分義之◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      中野一夫君  教育委員長    仲川 清君   教育長      原瀬久美子君  総務部長     佐藤栄恭君   市長公室長    渡辺正博君  市民部長     金子勝英君   保健福祉部長   武田正利君  産業部長     立川盛男君   建設部長     鈴木 亨君  白沢総合支所長  登梛 恒君   放射能除染モニタリングセンター所長                            橋本久雄君  会計管理者    国分郁夫君   教育部長     国分忠一君  総務部次長兼総務課長       総務部次長兼財政課長           坂上清彦君            鈴木弘治君  市長公室次長政策推進課長    市民部次長兼市民課長           武田佳久君            渡辺豊和君  保健福祉部次長高齢福祉課長   産業部次長兼農政課長           移川善弘君            柴田久幸君  建設部次長まちづくり推進課長  白沢総合支所次長市民福祉課長           高橋朋久君            武田与司弘君  教育部次長教育総務課長           後藤 章君◯事務局職員出席者  議会事務局長   安田 章    議事係長     河原 功  主任主査     伊藤美和    主事       宇田寛之 △開議 午後1時30分 △開議の宣告 ○議長(國分義之君) 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(國分義之君) 会議録署名議員は、前回同様   1番 菊田広嗣君  11番 渡辺秀雄君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(國分義之君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため録音・撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づき、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、議会広報特別委員長より、広報紙編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。 ここで市長より報告があります。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) 報告をさせていただく前に、私からも、議員各位におかれましては、午前中の中学校の卒業式、まことにご出席ありがとうございました。また、岩根小学校の6年生の皆さん、議会傍聴ありがとうございます。心から歓迎を申し上げます。 それでは、報告1件を申し上げます。 3月10日及び11日の降雪の対応についてであります。 低気圧と強い寒気の影響により、本市では、3月10日から11日未明にかけて除雪基準を上回る積雪となり、除雪作業を実施いたしましたのでご報告を申し上げます。 11日の早朝に積雪量を調査いたしました結果、本宮地区白沢地区ともに、15から20センチメートルの積雪が確認されましたので、午前5時30分から市道の除雪及び小型除雪車による歩道の除雪に着手いたしました。 主要幹線道路や通学路並びに吹きだまりや凍結危険箇所を優先に実施したところ、本宮地区につきましては、11日及び12日の2日間で153路線延べ約90キロメートル、白沢地区につきましては、11日の1日間で111路線約125キロメートルの市道の除雪を行いました。 なお、今回の降雪による人的及び物的被害はありませんでしたので、あわせて報告申し上げます。 以上、報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。-----------------------------------渡辺秀雄君 ○議長(國分義之君) 通告6番、議席11番、渡辺秀雄君の一般質問を許します。 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 議席11番、渡辺秀雄です。 議長の許可がありましたので、通告しておきました項目について順次質問をいたします。 人口減少、少子・高齢化等の社会経済情勢の変化や、地方分権の担い手となる基礎自治体にふさわしい行財政基盤の確立を目的として、平成11年以来、全国的に市町村合併が積極的に推進されてきました。 各種のアンケート等によれば、合併市町村において合併の評価は大きく分かれ、また、行政側の評価と住民側の評価が必ずしも同じものとはなっていないようであります。 財政支出の削減、職員の能力向上をプラス効果として挙げている一方、マイナス効果として、行政と住民相互の連帯の弱まり、財政計画の乖離、周辺部の衰退などが言われてきております。 ここに来て、国は、人口減少と超高齢社会の原因は、少子化と東京への一極集中とし、地方創生を推進するための施策を立ててきております。中心地域とそれ以外の地域での振興発展の差は、国においてばかりでなく、自治体においても顕著に見られるのではないかと感じております。 そこで、本宮市も合併して8年が経過しました。合併のマイナス効果として挙げられております周辺部の衰退とまではいかなくとも、合併してよかったという声が聞かれない地域があるのではと思うところでございます。地域の発展や日々の暮らしに格差が出てきているのではないかと感じられますが、どのように捉えられているのか。また、これらの声にどう答えようとしているのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) お答えをさせていただきたいと思います。 合併しまして8年が経過をしたところでございます。今、議員おただしのように、合併してよかった、あるいはそうでないというような、さまざまなご意見があるのかなというふうに思うところであります。 合併後に調査をしたアンケート等を見てみますと、よかったと、あるいは、好きな点というようなことでのアンケートでございましたが、本市におきましては、仕事をする職場や病院などがありまして、市外へもすぐに行け大変便利だ。また、生活していても不便さは感じないと。悪い点、不足している点というようなことでありますと、道路の整備状況がおくれている、買い物をするところが少ないというような意見等もいただいておるところでございます。 市といたしましては、先ほども財政面のお話がありましたが、合併してよかったというような点につきましては、スケールメリットと申しますか、大きくなったことによりまして、そのメリットを生かしまして効率化が図られ、財政の円滑化が図られたというような部分が、合併によるよかった点というようなことなのかなというふうに考えております。 ただ、ご指摘のように、周辺部と言われる部分につきましては、全てが均衡ある政策を進めさせていただいているということでありますけれども、どうしても人というのは都市部に集まりやすいといいますか、中心部に住みたいというような、そういう希望等もあるのかなというふうに思っております。そういうものが東京に人口が集中する、都市部に人口が集中するというような部分なのかなというふうなことでもあります。 市といたしましては、政策的に進める中では、偏った政策をすることなく均衡ある政策、きめ細かな政策をしながら、それらをないような形で進めていきたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 同じような行政サービスということだけでは、やはり今、室長言うように、人は、にぎやかなところとか便利なところに住む、そういう願望があるということで、そういうことからすれば、やはり周辺部が衰退していくという原因になろうかと思うんですが、本市では、地域づくりの支援として、各地域づくり振興会ですか、そういうところが主体となって、自主的な活動によって地域づくりの推進を図るようにということで、振興交付金を交付しておりますけれども、これを一律同じ中で出すということだけで、同じような振興を図ってもらおうというのにも、ちょっと無理があるのかなという感じするんですが、その辺を、やはりめり張りをつける必要があるという感じするんですが、その辺についてはいかがなものでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) それでは、お答えをしたいと思います。 今おっしゃいましたように、地域づくり交付金ということで本宮地区5つの団体、それから白沢地区については6つの団体、それぞれの地域づくり振興会のほうに5万円ずつを交付させていただいているところでございます。その使途につきましては、各地域に合った行事等を含めまして、その活動をしていただくというようなことでこの交付金を利用させていただいておるというような状況でございます。 以上です。
    ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) ないよりはあったほうがいいという感じなんでしょうけれども、一部、今、部長話されたように11地区に出しているということで、交付されていない地区もあるということで、この辺がどうなのかという感じはするんですが、まあ、次に行きます。 こういう地域の振興を図るのに、積極的に行政がかかわっていく必要があるのではないかという形でお尋ねするわけなんですが、本宮市都市計画マスタープラン地域別構想において、地域ごとに、その地域づくりのテーマ、方針、施策が立てられて、実現化の方策として、協働のまちづくりとしての市民・行政・業者の連携協力が示されております。 近年、行政と住民相互の連帯の弱まりが指摘されている中にあって、それぞれの地域において地域づくりを着実に展開していくためには、今申し上げましたように、積極的に行政がかかわる必要があるのではないかというふうに感じます。 前段お話ししました地方創生の取り組みについて、国が施策を押しつけたり枠にはめたりすることなく、地方がみずから考え責任を持って行うことと国は言っております。きのう質問された同僚議員の答弁の中で、この地方創生に関して新たに担当部署を設置し、プロジェクトチームを組織して事業実施をしていきたいということでしたが、私としては、そこで提案的なものなんですが、それにあわせて検討してもらいたいということで申し上げるんですが、行政と地域とで共に考えるために、職員と市民のかかわりを深くするということで、例えば、それぞれの地域に複数の職員を担当させるというか配置して、市民とともに情報の収集、現状の掌握、計画の策定など、一緒に地域づくりを考えていくというような、そういう取り組みができないかどうか、ひとつご見解を伺いたいと思うんですが。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) 行政が地域の皆様方といろいろご相談をさせていただきながら課題等を解決する中では、やはり職員のかかわり、これは大きなものがあるというふうに理解をしているところであります。 職員をその地域地域に張りつけるといいますか、そういうことについては、なかなか難しい部分もあるのかなというようなこともありますが、その地域の出身の職員もございます。そういう職員が、現にそれぞれの地域の中で活動等もしているというような状況もございますので、今後につきましても、今いただきましたご意見等も十分参考にさせていただきながら、地域の中で多くの皆様方の意見を吸い上げられるような体制をとれればというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 合併して大きくなったからかどうだかあれなんですが、以前は、町時代には地区公民館に正規の職員の人が配置になって3年なら3年いて、その方々が、地域の行事の事務的なこととかいろいろなことをやってくださったと。そういうことで、今ここにおいでの部長さん方がそういう時代を過ごしてこられたと思うんですが、それによって市民とのかかわりが長く続くというか、いろいろな形で相乗効果が出てきていると思うんです。 そういうことが、何か最近薄くなってきたなという感じするものですから、こういう地域づくりの場として、確かに職員の方、容易でないでしょうけれども、地域を知るということも、今後、自分の行政マンとしての役に立つのかなということで、ぜひ今回そういうプロジェクトをつくるとかそういうことを考えるとすれば、そういうこともひとつ参考して検討していただきたいなというふうに思うところでございます。 2番目に行きます。市道の整備関係なんですが、現在の市道の整備率。 平成23年度に、合併前それぞれあった両町村の道路台帳が1本にされましたが、現在の市道の整備率、これはどのようになっているのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 現在、本宮市の市道全体で3,197路線ございます。実延長が約903キロとなってございます。こちらの整備率でございますが、改良率が46.4%、舗装率が47.1%となってございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 改良率ということは、改良が済んでいるということだと思うんですが、この改良済みの道路の状態というのはどのような状態をいうのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 改良済みの道路でございます。市道ですと、道路幅員4メートル以上で側溝等が整備されている道路。法的には道路構造令の規定がございまして、道路構造令の規定に適合するように修理をした、整備された道路ということで改良率ということで、全体の路線から改良済みの路線の率を出してございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 細々と聞いて申しわけありません。 あわせて歩道の整備状況、歩道の整備率というのは出ていないんでしょうけれども、整備状況はどうなっているか、その辺をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 市内の歩道の延長につきましては、総延長で約77キロございます。1級路線、2級路線ということで区分ございますが、1級路線で約35キロ、2級路線で13キロ、その他の路線で約29キロという歩道が整備されてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 整備路線等の状況ということなんですが、1、2級の市道というのは、一応重要路線だということで1、2級というふうに捉えているんでしょうけれども、1、2級の市道であっても未改良区間が若干あるようなんですが、これらについてはどのような整備計画が立てられているのか、その辺お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 1級、2級路線とも100%になっていない部分ございます。こちらにつきましては、その区間内で幅員が4メートル未満とかそういった区間がございますので、そういった部分につきまして、現在未改良となってございます。 これらの整備計画でございますが、こちらのほうの幹線道路の整備につきましては、やはりそういった部分の幅員の確保、あとは危険度、交通量等勘案しながら計画的に、年次計画になりますが、そういった部分としまして整備のほうを進めてまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 先ほど道路台帳上では、幅員が4メートルということが改良済みだという形で捉えているということなんですが、市民の目から見れば、道路台帳で整備済みだということであっても、中央線が入って、ある程度交通量の多いところは歩道ができて、そういうところは整備済んだという感じするんですが、ほとんど1、2級、整備になっているという現状で、何かその辺はかけ離れた捉え方するわけなんですが、その歩道の整備関係、これについては市の場合、交通安全対策特別交付金を、歩道単独の事業ですね、これでもう何年もかかっているというのが現状かと思うんですが、この辺、歩行者の安全とかそういう面からすれば、ある程度補助とか受けて一気に整備するという道はないんでしょうか、その辺をちょっとお聞きしておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 今、議員ご指摘のとおり、交付金を利用して、毎年、幅広路肩とかガードレールとかそういった部分で交通安全施設を重点的に、通学路、歩道の整備を行ってございますが、この中で、通学路の緊急合同点検ということで各学校さんで行ってもらってございますが、今後は、通学路の安全プログラムという点検協議会的なものを立ち上げまして、その中で各学校区におきます通学路等の安全性、そういった部分を確認しまして、その中で危険性、緊急性の高い場所という部分を優先的に整備をしていく。そちらのほうの通学路安全プログラムというプログラムを立ち上げていかないと補助に該当しないという部分もございますので、こういった部分につきましては、今後新たに国のほうの制度が変更になってきた部分ございますので、そういった中ではそちらに対応しながら、通学路、また歩道等の整備のほうを進めてまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) ちょうどきょう岩根小学校の児童さんが傍聴にお見えになっていますけれども、今、部長がお話ありました通学路安全プログラムにのせれば、ある程度優先的に補助事業として取り組めるということなんですね。 とすれば、新年度予算では、本宮第二中学校の前の甲斐2号線の改良関係が予算措置されているようなんですが、立石山浄水場から本宮第二中学校までの市道、中学校を通って県道まであるんですが、中学校までは歩道等、県道まででも歩道という取り組みできるかと思うんですが、この殕森線の一部の歩道関係について、こういうのも該当するという認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 今後の通学路安全プログラムの中では、行政、道路担当部局、教育部局、あとは警察署、あとは県道も含めますと県の関係も入りますが、そういった中で協議を開きますが、各学校さんのほうからも危険箇所、そういった部分を提出いただいて、それを関係する部局が現場のほうの確認をして、その中で市内7小学校3中学校ございますので、そういった中から計画的に進めるべき箇所、そういった部分をピックアップした中で順次進めていくようになりますので、今ご指摘ありました立石山浄水場から県道のほうまでの道路につきましても歩道等は設置してございませんので、そういった部分もそういった対象として調査をしまして、今後その中で優先的と申しますか、その中での整備順位を決めながら、整備のほうが必要となった場合には、整備をしていくというふうな今後の計画になってございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 財政健全化計画第3次改定版を見ますと、生活道路整備事業、これで32年度まで107路線の整備計画区画が載っていますけれども、今お話ししましたように通学路とかそういう関係で安全面、生活道路も安全云々で大事だということで載っているんでしょうけれども、ぜひそういう形にご検討いただければと思います。 次に、維持管理体制の現状ということで挙げておきましたが、冒頭、市長の報告の中に、このたびの雪の関係ありましたけれども、昨年の大雪で、この冬、除雪体制どうなのかなという感じでちょっと不安があったんですが、冒頭の報告で対応ができたということで、私の知る限りでも今回は対応が早かったな、よかったなと感じております。 ただ、1月の積雪の際に、市道の一部の日陰の坂なんですが、私、車が上れなくなった経験があるんです。普通、国県道だと砂とか何か、そういう坂のところにはあるんですけれども、どこを探してもなかったということで、市ではこの市道に対して、そういうところの対応はどうなっているのかなということだったもので、今回対応についてお聞きしておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 凍結して上れない道路と、1月15日、16日、また1月末の雪の後にそういった部分は、市内で話は聞いてございます。 現状ですと、交通安全協会のほうの各分会でそういった箇所に砂を置いている部分もございます。ただ、市では建設課のほうで冬期間の道路パトロール、そういった部分を行いまして、凍結箇所に融雪剤の散布、または凍結するおそれのある箇所の近隣の方々、市民の方ですが、ボランティアになりますが、そういった方にも凍結防止剤の散布の協力をお願いしてございまして、その辺で全部の箇所には対応できていない部分ありますので、パトロールした中で交差点、もしくは日陰の坂道、そういった部分を重点的に行った中で凍結防止剤の散布、そういった部分も行ってございますが、その辺を今後も適切に調査、パトロールしながら実態把握した上で、そういった市民の協力も得ながら、安全通行に向けた道路の確保をしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 砂とか何かを散布してもらうとか、そういう協力をお願いするというのもよろしいかと思うんですが、備えつけておくという形はとれないんでしょうか。 県道とか何かというと、塩化カルシウムあたりが袋であったりするのを見ますよね。だから、ある程度想定される場所というのは恐らくわかるんでしょうから、そういうところに滑りどめ剤を置くというようなことは考えられないんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 各所、冬道を走りますと、今ご指摘あったように砂もしくは凍結防止剤が置いてある箇所ございます。そういった部分を含めた中で、本宮市では、現在はそういった箇所に置いておくという部分はやってございませんでしたので、通行者が、そういったご協力をいただくということになりますが、そういったことも含めた中でパトロールを重点的に行いながら、今後そういった危険箇所、数カ所あるかと思いますので、そういう部分としまして、砂もしくは凍結防止剤が置いておける場所があるのかどうか、そういった部分も含めた中では検討をしていく必要があるかと考えてございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 通行量がある程度あれば押してもらうとか何か対応できるんですが、ないと大変だと思うので、その辺、私も車が来なかったらどうしようかなという感じもしたので、その辺ご検討いただければと思います。 次なんですが、荒井の工業団地内の道路、最近気づいたんですが、街路樹が一部伐採されていたんですね。これはどのような理由で伐採したのか、また、その伐採後どうするのか、その辺についてお聞きしておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 今回、荒井の恵向地内の市道の街路樹の伐採を行いました。これにつきましては、街路樹が大変大きくなりまして、木の根が歩道を持ち上げまして、歩行者の通行に支障を来しているという状況もございましたので、安全確保のために伐採をいたしました。 今後、この木の根の除根、それを行いまして、舗装の打ちかえを行います。そういう方面で、その歩道等の安全通行を確保してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 街路樹は、景観上とかそういう関係で大変いいんですけれども、今お話聞くと歩道が盛り上がって通行に支障ということで、これは樹種、木の種類によってそういうあれなんですか、土地によって成長が早くてとかということなんでしょうか。 市役所の前の国道との交差点のあたりも歩道がゆがんできていると。安全面から言えば、早急にやはり伐採する必要も出てくるのではないかということを感じるんですが、今後、道路改良云々について、街路樹、景観はいいけれども、維持管理に枝払いとか何かもやらなければならないということで、その辺の判断というのは大変難しいものかと思うんですが、市役所の前の木なんかも伐採するようにするべきじゃないかと。その辺の考えはどうなんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 今回、荒井の地区を伐採しましたが、市内各所でそういった植栽をしている高木、そういった部分で支障になっている歩道、もしくは一部車道のほうにも根が張って盛り上がった部分などもございましたので、そういったところを伐採してございますが、市役所前につきましても、やはり歩道等盛り上がっている部分ございますので、そういった部分につきましては計画的に伐採をしていきたい。 やはり道路環境、緑が必要だという部分もありますけれども、高木ですと、どうしても根の張りが強くなりますので、今後そういった部分につきましては低木等も含めた中で、道路環境のほうもよくしていく部分ございますので、そういった中では植栽の内容等を検討してまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) そういうものがあったからちょっと注意して見たら、光が丘の道路関係の街路樹は、枝刈り払いですか、やっているんですが、みずきが丘のほうにも、私、歩いていて、車で高いものはさわるんじゃないかという感じもありますので、一応そういう形があるものですから、街路樹関係も支障が出ない、事故等起きないように管理上万全を期していただければと思います。 3番目に行きます。 今般、五百川駅前広場整備関係なんですが、合併時に本市の構想事業に位置づけられて、過去、私を含め何人かの議員が整備着手についてただしてきた経過がございます。 新年度において、ようやく整備にかかわる予算が計上されました。この駅前関係について、26年度の予算編成方針の中で、駅周辺整備について整備構想をまとめるという話がありました。今般の予算措置については、その整備構想をもとに予算措置されたものと思いますが、その概要についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部次長。 ◎建設部次長まちづくり推進課長(高橋朋久君) 今回、新年度では、五百川駅前広場の用地取得に向けた調査費の計上をお願いしているものであります。 調査の内容といたしましては、今後の駅前広場全体の基本計画につなげるための現況測量調査と、将来事業に必要な用地に係る物件調査及び不動産鑑定調査を行う予定でございます。計画につきましては、今後、皆様の意見をお聞きしながら策定を進めていきたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 今般は調査のための予算計上ということで、これは予算の明細の中に物件調査、測量業務、不動産鑑定ということになっていますよね。 不動産鑑定というのは、ある程度そこの用地買収絡んだときに、平米当たりどのぐらいの単価だということを把握したくて不動産鑑定やる。測量業務というのは、これはエリアがあると思うんですが、今おっしゃっているのは、どうするか調査のための予算措置だというのと、ちょっと何か合わないような感じするんですが、その辺もうちょっと詳しくお願いしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 測量調査、全体的に今回、駅の広場で混雑解消という部分だけでなくて、将来的に五百川駅前の道路も含めた中で、測量図面が必要になりますので、そういった部分でちょっと範囲を広げて測量調査を行いたい。 あと、不動産鑑定等につきましては、現時点で当初予算では用地費等は持ってございませんが、混雑緩和という部分を解消するために、用地をお願いしていくためには、不動産鑑定をしておきまして、その用地費を捉えておくという部分もございますので、そういった部分としまして27年度当初予算につきましては、広場の混雑解消に向けた用地の不動産鑑定をしていきたいと考えて予算をお願いするものでございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 平成16年度に、五百川駅を核とした活性化懇談会というものがあって、その懇談会をもって、県に県道関係の要望をしたという経過があるようでございます。今回この五百川駅周辺を整備するということであれば、これらも踏まえた中で、総体的に整備計画を立てていくという考えでよろしいんですか。 ○議長(國分義之君) 建設部次長。 ◎建設部次長まちづくり推進課長(高橋朋久君) 議員おただしのように、平成16年に一度、県事業といたしまして整備計画を検討した経過はございますが、残念ながら当時、事業採択には至らなかったというふうな経過がございます。 今後、整備計画につきましては、その時点での計画も参考としつつも、将来のまちづくりを見据えた視点で、地域の皆さんのご意見をいただきながら策定に取り組んでいきたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 私は、県道五百川停車場線、その関係もあってこの懇談会ができて、県に要望したという感じを持っていたんですが、広場関係というのも県でという話ではなかったという認識でいたんですが、まあ、それはいいですけれども、そういうものを含めて、今後どうしようという、ある程度の計画を立てようとする段取りになったんですから、どのような整備計画を、整備方法にするとかというのを、市民の意見を入れてまとめていくという機会、委員会とか本宮駅の場合は検討委員会とか何かありますね。そういうものを五百川駅周辺の絡みに設けるというか、設置してやるという考えはあるのかないのか、お聞きしておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 先ほど次長答弁の中で、16年度の当時の経過と今後の進め方ということで、地域の皆さんと一緒に意見をいただいていく。やはり五百川駅前広場の整備計画をつくっていく、これからですと基本構想、基本計画とかなるわけでございますので、これらにつきましては、やはり関係者、行政も含めた中で地域住民の方々、また地域の企業さんもいらっしゃいますので、そういった方々のご意見も踏まえた中で検討しなくてはいけない。 いい例としますと、今、本宮駅の関係ですと検討委員会なるものを立ち上げてございますので、やはりそういった組織をした中で皆さんのご意見をいただいていく。そういった部分で市民の方々、また議会の方々のご意見を入れながら、五百川駅前広場整備、仮称ですが、そういった部分で進めていきたいとは考えてございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 企業の社員の送迎にマイクロバスが出入りしているという実例もあるので、ぜひそういう形でいろいろな方の意見を聞いて、計画をまとめていただければと思います。 最後になります。公共用地の先行取得についてお伺いします。 公共用地を取得するための準備として、市では土地開発基金を積み立てておりますが、今後見込まれる事業のために用地の先行取得の計画はあるのかないのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、お答えを申し上げたいと思います。 ただいま質問のやりとりの中で、測量をさせていただく、それから不動産鑑定をさせていただくということ。それから、過日行いました前議員さんとのやりとりの中にもありましたように、可能であれば先行取得をさせていただきたいというふうな考えを持っております。 ただ、先ほどの部長とのやりとりの中で、すぐこの五百川駅前の広場をどうしていくかという検討委員会の立ち上げだとか、そこにはまだ入り得ないと。本宮の西口、年間130万人の使用者がいる本宮駅の整備、これをある程度計画ができた段階で、五百川駅の皆様方、あの周辺の皆様方、利用者の方々との懇談会を立ち上げて整備計画を立てていく。 今回については、どう見ても必要であろうと思われるところ、これは先行取得できるのであれば、それは早目に先行取得をしていきながら、広場として使っていただくことは可能でありますので、そういう準備をなるべく早く進めていきたいというふうなことで考えさせていただいて、提案させていただきました予算であるというふうにご理解をいただければと思います。 以上です。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 大変申しわけありません。先行取得関係は、全体の市の考えのことで、五百川駅のことではないので、すみません。項目、違くしてありましたので。 この先行取得関係、なぜ質問事項にしたかというと、先日、岩根小学校の体育館引き渡しに出席させていただきました。岩根小学校関係の整備計画に対しては、27年度には旧体育館を取り壊して駐車場を整備するということでございましたが、その後、プールの移転計画もあるというお話聞きました。手狭な校庭を少しでも広くするのには、これは絶対必要なことであると思いますが、当日、体育館のところを見たところ、プールの隣に空き地というか、何でこれを譲っていただかなかったのかなという感じしたんですが、当然、体育館建設用地を取得する際に、取得しておいてもよかったのではないかという感じを持った土地があったものですから、整備計画を立てる中に、基金もあるんですし、そういうことで同時に取得すべきではなかったのかなという感じしたものですから、ここにこの項目を載せたので、その辺、当時、体育館建設内にそういう先行取得する考えがなかったのか。なぜ取得、そこまで行かなかったのか、ちょっとお聞きしておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 教育部次長。 ◎教育部次長教育総務課長(後藤章君) 岩根小学校体育館建設の際に、用地の先行取得すべきでなかったかというおただしでございますが、まず、建設用地の取得に当たりましては、今回住宅移転を伴うという事情がございました。それに伴いまして、細部にわたる配慮が必要となったという状況がございました。 おただしの件でございますが、用地交渉の過程におきましては、当然、将来の土地利用も視野に入れた中で、用地の先行取得については努力をさせていただきましたが、結果的にはかなわなかったということでございます。今後ともご理解をいただけるように努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 交渉したけれども、合意に至らなかったということで解釈してよろしいですか。はい。 以前、市役所の駐車場、手狭なので公共用地、先行取得を検討したらどうかという意見を申し上げた経過がございます。財政の問題もありますでしょうけれども、そのときに求めておかないと、後、大変苦労するということも出てくるかと思いますので、現在、土地開発基金の活用というのが全然なされていない。活用できる金額でないと言われればそうなんですけれども、一応6,600万円はあるものですから……     〔発言する人あり〕 ◆11番(渡辺秀雄君) あります。     〔発言する人あり〕 ◆11番(渡辺秀雄君) いや、基金として現在高あるので。 では、説明してください。 ○議長(國分義之君) 副市長。 ◎副市長(中野一夫君) 土地開発基金は、議員もご承知になって質問されているんだと思うんですが、実際これは、基金で現金ベースと、あと、これは当然基金として用地先行取得をしている部分と、用地取得をしながら事業化になった時点で、初めて基金に買い戻しするという仕組みは議員もご存じだと思います。 今後、最終的に基金の見通しでありますが、8,000万円ぐらいには戻っていくのかなと。27年度になりますが、えぽかの空き地、これは先行取得をしております。今回の予算の中で、あの空き地を駐車場にしておこうということで予算を計上しています。あの時点で戻した時点で、最終的に6,000万円ぐらいに。だから、今6,000万円まではいっていないと思います。 最終的には、要するに結論から申し上げますと、事業化になった時点で買い戻ししながら、最終的には1億円近くになると思うんですが、土地開発基金についてはそんなふうなベースで、今後の先行取得に使われる金があれば、今後先行取得についてはやっていくと。 ただ当然、今、教育部次長が答弁しました、先行取得の話もしました。ただ、教育委員会の場合については、国の補助金がどうなってくるのか。これは事業が採択されれば、当然これはそちらを宛てがっていくということもありますので、その辺は先行取得がいいのかどうかについては、もう少し見きわめていかなければならない。あくまでも単独の場合には、これは市長の権限でどんどん先行取得は可能ですが、補助金の場合には国の採択を待って、慎重に用地の取得は考えていくべきかなというふうには考えております。 いずれにしても6,000万円という話、これは最終的には8,000万円から9,000万円ぐらいに、基金ベースではなろうかというふうに見込んでございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。     〔11番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆11番(渡辺秀雄君) 金額的には、私の勘違いかもしれませんのでそれはいいとして、ただ、一連の事業の際に、そのときに交渉して譲っていただいておかないと、後改めてとなったときには、大変事業を進める上で支障というか苦労すると思うんですよね、どうしても欲しい土地になった場合には。そういうことも考えて、そういうときにはなるべく先行取得をされたほうがいいのではないかというように私は思うので、質問にさせていただきました。 以上、事業を順調に進めるためにということでお話ししましたので、よろしくご検討をお願いしたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は、2時35分といたします。 △休憩 午後2時20分 △再開 午後2時32分 ○議長(國分義之君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △川名順子君 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告7番、議席13番、川名順子君の一般質問を許します。 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 通告に従って、3点質問いたします。 まず1点目、新教育委員会制度についてでございます。 2011年、大津市で起きたいじめ自殺問題で、教育委員会制度を見直す地方教育行政法が改正され、2015年4月に施行される予定となっております。 その趣旨は、教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化や、迅速な危機管理体制の構築、首長との連携の強化を図るためのものであり、また、この改正で、戦後教育行政の大きな転換になるとも言われております。今回の改正が決まったのを受け、改めて教育行政としてどのように認識されているのか、教育委員会制度改革に対する認識と対応についてお伺いをいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部次長。 ◎教育部次長教育総務課長(後藤章君) お答えをさせていただきます。 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が、議員お話しのように平成26年6月20日に公布されまして、本年の4月1日から施行されます。 今回の改正につきましては、教育の政治的中立性ほか、議員の話されました内容のとおりでございますが、基本的には教育委員会制度の抜本的な改革と認識をいたしております。 また、教育委員長と教育長を一本化した新教育長を、地方公共団体の長が議会の同意を得て任命することとなります。本市におきましては、本年4月1日の改正法の施行に向けまして、条例改正を本議会でご審議をいただきますとともに、規則の改正などの準備を進めている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) この平成23年のいじめ問題をきっかけに、いじめ等への迅速な対応ができない、これについて制度的な課題があるのではないかということから、この法改正が行われたということをニュース等とかでは言われておりますけれども、現行制度の課題について、例えば教育委員会の審議が形骸化しているんじゃないかとか、それから、今言ったようないじめ問題が起きたときに迅速な対応ができないと。こういう指摘は、私たちの住んでいる本宮市教育委員会に当てはまるのかどうか、本市の教育委員会の現状、課題をお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 本宮市の教育委員会の中で、国が言っているような課題があるかというお尋ねというふうにご理解いたしました。 現状におきまして、国が何点か課題点を挙げておりますが、特にこの点が同じであるという状況にはないというふうに解しております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 今回の改正で、この教育長の任期を3年としましたけれども、それはどうして3年になったのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部次長。 ◎教育部次長教育総務課長(後藤章君) 改正法におきまして、新教育長の任期は現行の4年から3年と規定がされました。その理由といたしまして、3点挙げられております。 1つに、首長の任期よりも1年短くすることで、首長の任期中、少なくとも1回はみずからが教育長を任命できること。2つに、教育長の権限が大きくなることを踏まえ、委員よりも任期を短くすることで、委員によるチェック機能と議会同意によるチェック機能を強化できること。3つに、計画性を持って一定の仕事を行うためには3年は必要と考えられること。これらの理由によりまして、新教育長の任期が3年とされたとの説明がされております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 改正案では、新たに総合教育会議を設け、主宰する首長が教育委員会と協議して教育方針である大綱を決定するなど、改正の一番のポイントは、自治体の長の権限を強めたとも言われております。 教育委員会制度は、教育の一般行政の独立を掲げたものであり、それが約60年ぶりに改正となりましたが、政治的中立を守るため、教育委員会を残すことでバランスをとったわけですが、学校や教育委員会の領分に踏み込む提案が自由にできるのではないかという心配もあります。 そこで、今回の改正の一番のポイントである首長の権限強化と、この総合教育会議の設立についてどのように運営していくのか、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、川名議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。 今回、総合教育会議の運営、これが新たな形の中で出てきて、そこの中に首長が入っていくというふうなことであります。 しかしながら、前の議会でもちょっとお答えをさせていただいた記憶があるんですけれども、本宮市の場合、教育委員会の方々との連携というのは、私、今までもとれていたと、問題が全くないわけではありませんけれども、とれていたというふうに感じております。 そういう中で、執行部側と教育部側との意見調整というふうなことで、毎週1回、市長と副市長と教育長の会議を今までも設けさせていただいておりました。そこの中で、お互いの情報共有化をさせていただきながら、本来、教育委員会として進める方法などを議論させていただいていたというふうな経過がございます。それを私は大きく逸脱するつもりもございませんし、今までの教育委員会のいいところをしっかりと残していくというふうなこと、これは担保をしていきたいというふうに思っておるところであります。 また、今この時代の中で、子どもたちの置かれている環境、決してベストな状況だとは思っておりません。いじめもないというわけでもありませんし、登校拒否等々不登校の子どもたちもおります。そういう中で、いかに子どもたちが元気にすくすくと育っていける環境をつくっていくか。それは、やはり行政と教育委員会が一緒になって取り組んでいかなければできないというふうな状況もあろうかというふうに思っております。 教育長がおられるということは、市の教育の方針については、私はその教育長、教育委員会の方々の意見を尊重していきたいというふうに考えております。一緒になって、子どもたちがこの地で育ちやすい環境ができるのであれば、それは積極的にかかわっていきたい、そういう中でのこの会議運営になればいいかなというふうに考えておるところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) それでは2点目、子ども・子育て支援新制度についてでございます。 ①で保育所の受け皿は足りているのか。 本宮市子ども・子育て支援事業計画によりますと、夫婦のみの世帯や夫婦と子どもの世帯の増加が目立ち、子どもの数は減少傾向にあるものの、本市が行っております保育所の一部無料化や待機児童ゼロを目指しての施策の影響からか、保育のニーズが高いのが現状であります。 子ども・子育て支援制度がいよいよ4月から始まるわけでありますが、保育の受け皿は足りているのかどうかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。
    ◎教育部長(国分忠一君) お答え申し上げます。 26年度に比べまして、27年度の申し込み状況でいきますと、約60名強ふえております。特に、おっしゃるとおり低年齢児がふえております。従来どおりの教室で受けるとすれば、去年並みしか受けられませんが、本年度、施設の利用目的を多少変更したとしても、保育室を確保するということをさせていただきましたので、現状におきましては、4月1日現在、足りるということで受け入れをしております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 昨日の次藤議員の質問でもございましたけれども、保育士の確保は全国的に頭を悩ませているようです。 先日、羽生市に視察に行ってまいりましたが、保育士不足が原因で1つの保育所を閉園しているとの話をお伺いしてまいりました。本市におきましても保育士の募集をかけているようですが、保育士は足りているのか。先日の募集で何人集まって、採用はどのぐらいだったのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 保育士、特に臨時保育士ということになろうかと思います。きょう現在で、新たに臨時職員は10名を募集しております。さらに27年当初に、出産とか結婚のためにおやめになる方が3名おられます。よって、年度途中から待機児童を出さないためには13名の確保が必要であります。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 13名確保できそうなのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 昨日も同様なご質問をいただきました。その中でもお答え申し上げましたが、全国的にも2倍という状況がある中で、非常に難しいところはございますが、現状、臨時の保育士さん方が勤めるに当たって問題と感じているようなこともございますし、また、雇用する側でもどういうことができるか、そういうことを考えさせていただき、雇用形態とか処遇改善、これについて27年度中には改善策を議会の皆様からご意見をお伺いし、示していければというふうに思っております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 子どもの数は減っているのに、子育て環境の整備には人的要素が重要であります。人材確保をしなくてはならない、そういうジレンマを抱えながら大変だとは思いますけれども、先ほど申し上げましたが、処遇改善を考えておられるという答弁でございましたけれども、保育士が集まらない、そしてまたやめていくという背景には、この処遇改善の問題があると思うんですね。本市において、処遇改善はどのようなことを今後お考えなのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) ようやく検討の緒についたところでございます。当然、教育委員会だけで考えられる話ではございませんので、市全体としてどういうふうにできるか、提案をつくりました上で、議会のご意見をお伺いしたいと考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 昭和村では、保育士不足でゼロ歳児を預かることができないために、28年度運用に向けて、一般家庭で乳幼児を預かる家庭的保育事業の導入に向けた保育者養成を始めますが、本市においては待機児童が出た場合、そのようなお考えはあるのかどうかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 小規模保育で家庭的保育、保育ママさんとかいろいろあろうと思います。 国のほうでは、今回の新子ども・子育て支援制度、これは特に都会においては待機児童が大量に発生しておりますので、小規模の保育のところを役立てようというのが大きな課題になっておりました。それが全国的に地方まで当てはまるのかという問題もありますし、近年のニュースにもよく出てまいります、家庭的保育を行ったところで幼児の事故がかなり多く発生していると。そういう不安なことを考えますと、ある程度、市としても認めて子ども預かってもらうためには、それなりの責任を市も預かる方もとらなくはいけない。そうなりますと、誰でもがそれをやることが果たしていいのかという疑問がございますので、現状においては考えてございません。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 横浜市では、待機児童を大きく減らしたポイントは、保育コンシェルジュ、案内人の配置で、保育を希望する保護者の仕事や個別のニーズや状況を把握した上で、その人に合った保育サービスを提供しているそうです。本市におきましても、それらを踏まえながら、認可保育園を含めて保育所と幼稚園のすみ分けをすることによって、年度途中で待機児童が出たりするのを、回避につながると思いますけれども、そこら辺のお考えをお聞かせください。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 横浜市の取り組み、非常に先進的な取り組みをなされて、結果、そのときは待機児童を本当に減らすことができましたが、次の年から大量の待機児童が出た。待機児童が出ないならば、そちらのほうに行こうということで、大分出たという話は聞いております。方法としてコンシェルジュを置いたとか、いろいろな方法があったというお話も聞いております。 ただ、横浜市のように大きくない3万1,000人弱の本市におきまして、市長が常々言っております市民の顔が見える行政をする上では、自分たちの窓口で相談を受けられるというふうに思っております。 また、認可保育所でございますが、27年度におきましては、施設のご理解をいただきまして低年齢児の受け入れをふやしてもらっております。それを入れて今回、4月1日現在の待機児童がなくなるという状況でございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 次に、保育所の施設整備はということですけれども、第二、第三保育所は、財政健全化計画の中で今後耐震化を図らなければならない時期になりました。今後、老朽化した建物を耐震なさるのか、それとも新しく建てかえをなさると考えているのかどうか、お伺いをいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 議員おっしゃるとおり、第二、第三保育所につきましては、耐震化推進計画で年次計画により、29年、30年度に工事を予定しております。 現状におきまして、市子ども・子育て支援事業計画が今後策定されますが、そのニーズを満たしていくためには、少なくとも第三保育所につきましては、想定定員数に対し小さいというのが現状でございます。 ただし、今後整備計画をまとめる中では、子どもがいながらの施工ができるのか、もしくは保護者の負担増とならない仮設の保育施設が確保できるのかどうか。それができなければ新たな立地に設置すべきなのかどうか。その際には、今ある保育所の跡地をどうするのか。さらには、計画といっても、本当に金額的に少ないものですから、財政的に可能なのかどうか。これら広範にわたる検討が必要になろうかと思います。具体的な整備計画をまとめる中で、改めて議会のご意見をお伺いしたいと考えております。現状におきまして、どうするんだと言い切れるものではございません。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 続きまして、放課後児童クラブの待機児童はでございます。 働きながら安心して子育てができる環境整備のために、保育所と同様にニーズが高いのが、就学した児童を預けることのできる放課後児童クラブです。本市の放課後児童クラブの現状についてお伺いをしたします。受け入れ形態、そして、その保育なさっている方は資格のある人なのかどうか。また、先生の数をお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 本市の放課後児童クラブの運営でございますが、社会福祉協議会に事業委託をして実施しております。26年度、本日現在になりますけれども待機児童はおりません。 先生の数等でございますが、現在、全員で24名の方がおられます。そのうち保育士、幼稚園教諭等の資格を持っている方が15名、無資格の方が9名でございます。 受け入れの時間につきましては、授業終了後から夜の7時までです。なお、土曜日、長期休業期、休校日に当たりましては、朝7時から午後7時まで受け入れをしております。 申し込み方法につきましては、放課後児童クラブへの直接申し込みになります。 さらに、開催日ですが、12月29日から1月3日の期間を除きます。さらには、日曜日と祝日は除きます。さらに、お盆の8月14日から16日は除いております。 以上のような形で運営をさせていただいております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 子どもたちから受け取っている会費とか、あと市からの委託料はどのぐらいなのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 手元に委託費合計額の資料は持ってございませんので、必要であれは後ほどお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 先ほど待機児童ゼロということでありましたけれども、昨年、小学校3年生から4年になるお母さんが、4年生を1人で家に置くのは心配だということで保護者からアンケートをとられて、4年生以降の放課後児童クラブの利用も必要だということで要望がございましたけれども、ことしは、この子ども・子育て支援制度によりまして、小学校6年生まで受け入れ体制の枠が広がるわけですけれども、ことしは4年生以降の保護者の方からのニーズがあるのかどうか、お伺いをいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 議員のお尋ね、27年度という理解でよろしいでしょうか。27年度、小学校4年生以上の需要ですが、人数的には合計で37名ほどございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 小学校4年生が37名……     〔発言する人あり〕 ◆13番(川名順子君) 全体でですか。 小学校4年生以降はゼロということですか。     〔「以降で37人」と言う人あり〕 ◆13番(川名順子君) 以降で37名ということで、今まで小学校3年生までだったわけですね。これで37名がふえたと。下からも入っているわけですけれども、残ったということで、第一、第二の人数別に、そういうのはわかりますでしょうか。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 議員のおっしゃる第一、第二というのは、学童保育の施設には第一、第二というのはございませんので、もう一度お願いいたします。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 大変失礼いたしました。 これは市全体だと思うんですけれども、今まで足りなかったと言われている本宮第1児童館と第2児童館の4年生以降の人数はおわかりかどうか、お伺いしたかったんですが。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 先ほどの数字につきましても、きのう現在の申し込みの合計です。 本宮小学校区のもとみや児童クラブ並びに第二児童館にあります、まゆみ児童クラブに限って申しますと、もとみや児童クラブにつきましては、4年生以上で27年度7名の申し込みがあります。まゆみ児童クラブにつきましては、お二人の申し込みです。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 第二児童館なんですけれども、第二児童館も保育所と同様、老朽化が進み、なおかつ狭隘で、夏になるとアリが大量発生するといいます。今回の国の補正予算では、施設の整備に予算措置をされておりますけれども、今後、第二児童館の中も狭くて、本当に子どもたちがぎゅうぎゅう入っていますけれども、広くしてあげたりとか増築したりするとか、そういう計画はあるのかどうかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 新しい制度の中では、1教室40名の枠が示されております。おおむねということで、そのおおむねの範囲が示されておりませんので、非常に難しいところですが、現在、まゆみ児童クラブは合計で46名の月額の申し込みがあります。今後、4月1日に向けて日額の申し込みが出てまいります。そうしますと、当然に40名を超えておりますので2教室必要になりますので、そこにあります遊戯室、これを活用し、教室にする予定でおります。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) そうすると、遊戯室を活用して、改築とかはなさらない、そのままで利用されるということですね。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 子どもたちが放課後のかなりの時間を過ごす場所になりますので、勉強しやすい、いやすい居場所となるための最低限のことはさせていただきます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) では、続きまして、子どもたちの放課後学習支援についてでございます。 平成27年4月から実施される厚生労働省の国民生活基礎調査によりますと、17歳以下の子どもの相対的貧困率は2009年時点で15.7%、これは1986年の調査開始以来、最悪を記録しております。 厚生労働白書でも、就労しているひとり親家庭の相対的貧困率についての調査でも、2012年度の数値は、OECD加盟国中、日本が最も貧困率が高いという結果です。1990年以降、失業や倒産、非正規雇用などの増加といった社会的背景が、貧困率50%を超えるひとり親世帯への対策が課題となっております。 親や家庭の経済的事情で、子どもの潜在的な能力が発揮しにくい環境に置かれた子どもの進路や進学への不安が増加傾向にあります。特に、高校の進学率の比較によれば、一般世帯では98.2%に対し、生活保護世帯では89.5%と低いことが判明しております。家庭の経済状況と子どもの学力、最終学歴などに相関関係があり、ひいては就職後の雇用形態にも影響を与えている状況でもあります。 現在、不況に加え離婚及び未婚の母の増加により、児童扶養手当の受給者は100万人を突破しており、新たな貧困層が増加しております。今年度施行された子どもの貧困対策の推進に関する法律によれば、国は、生活困窮者の家庭の子どもの教育を支援し、親から子への貧困の連鎖を断ち切ることを目指しています。 生まれ育った環境によって子ども将来が左右されたり、学び、成長するという教育の場に、家庭の経済苦が影を落としてはならないと思います。大学や専門学校に進学する子どもたちがふえる中で、子どもが夢を描いて実現できる社会を私たち大人がつくり上げることが必要です。未来を担う子どもたちのために、教育格差の解消に向け、その現状と対策を講じるべきと考えます。 昨年度施行された子どもの貧困対策の推進に関する法律には、教育の支援として第10条に、「国及び地方公共団体は、就学の援助、学習の支援、その他貧困の状況にある子どもの教育に関する支援のために必要な施策を講ずるもの」とあり、また、ことし4月に施行される生活困窮者自立支援法には、子どもの学習支援事業、いわゆる貧困の連鎖を防止するための、これまでの生活保護家庭から対象を拡大し、支援をしていくことが挙げられています。 本市における子どものいる要保護世帯、生活保護世帯、ひとり親世帯はどのぐらいいるのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 保護世帯、生活保護のほうですが、まず5世帯で子どもさんが7人ということでございます。あと、ひとり親世帯は340世帯で520人となっております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 要保護世帯につきましては4世帯5名、準要保護世帯につきましては155世帯232名、3月1日現在です。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 随分いらっしゃるなと思って今びっくりしたんですが、この子どもたちの学習支援や居場所づくりの必要について、どのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 厚生労働省ということでございましたが、教育部のほうから、まず申し上げたいと思います。 今現在につきましては、生活困窮者等を対象としました放課後学習支援ということは実施しておりません。今ほど質問にございました放課後児童クラブにおきましては、保育に欠ける児童を対象に、学習と遊びの環境を提供しております。 教育として捉えた場合ですと、基本は、全ての子どもたちに公平に支援、援助を行うというのが原則になります。さらには、放課後の過ごし方についても、強要するものではないというふうに考えております。 仮に実施するとした場合、誰もが指導できるということではないと思います。学習支援員に当たる教員免許を持っている方であったり、特別支援教育支援員等を配置することが必要になるのではないかと。そういう教育環境の充実を図ることが必要になろうかと思いますが、現状で考えますと、これらの人材を確保すること、学校の支援員を確保するのも今かなり厳しい状況にあります。それを踏まえますと、全てに対応していくのは非常に難しいのではないかというふうに考えます。 さらに、中学生に関しましては、部活動との調整も出てまいります。学校教育におけます部活動の意義につきましては、何事にも一生懸命に取り組むことが大切、一生懸命に取り組むことの大切さ、あとは精神面を鍛えること、そして先輩、後輩との上下関係のかかわりを学ぶというのが、部活動の一つの大きな役割でございますから、部活動に参加することを優先しているということもございます。 このような状況を踏まえますと、生活困窮者だけを対象にした支援は難しいのかなと。議員おっしゃるとおり、社会の分断とか貧困や格差、その連鎖反応を防止しするという重要性は認識させていただきますが、教育的見地からは、第一義に学校と連携した学力と進学率の向上を目指していきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 先月、わずか13歳の上村遼太君が18歳の少年に殺害されるという、川崎市で痛ましい事件が起こりました。上村君のお母さんはシングルマザーで、朝から晩まで働いて5人の子どもを一生懸命育てておりました。生活に追われ、触れ合う時間も少なかったといいます。離島で育った彼は、愛くるしい笑顔で誰からも好かれる少年だったそうです。今でも献花する人が後を絶ちません。彼をどうして救うことができなかったのか、胸を締めつけられるような思いです。 貧困による格差の解消には、教育と福祉と連携や民間の活用など、総合的に連携する体制が求められていると思います。小学生や中学生の学習支援を目的に、先ほど部長からいろいろ答弁ございましたけれども、なかなか人材が集まらないんじゃないかとか、あとは中学生には部活があるとか、いろいろ答弁ございましたけれども、小学生や中学生の学習支援を目的に、教員OBや大学生などのボランティアを中心に、運営費などを行政として助成して支援していくことが必要なのではないかなと思いますが、今後そのようなお考えは持ち合わせていないのかどうかお伺いします。 ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 生活保護世帯の子どもの高校進学率も、全体と比較して低水準になっていることなど、子どもの将来が、その生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また、貧困が世代を越えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図る子どもの貧困対策は極めて重要であるとしまして、先ほど議員もおっしゃいましたが、子どもの貧困対策の推進に関する法律が26年1月から施行され、政府として、子どもの貧困対策に関する大綱が策定されているようです。 受けて、全国を見ますと、生活保護受給世帯の中学生を対象とした学習支援を実施している自治体もあるようですので、今後の課題とさせていただきたいと思います。 また、先ほど議員もおっしゃいましたが、27年度から生活困窮者自立支援法に基づく生活困窮者の自立支援の取り組みが始まります。取り組みにつきましては、家計に課題がある生活困窮者に対しての家計相談支援事業と、就労支援による就労のための支援を実施することといたしております。 また、当市では、27年度は取り組む予定はありませんが、生活保護世帯の子どもを含む生活困窮世帯の子どもを対象に、学習支援事業のメニューもありますので、これらについても今後取り組みが必要なのか検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) ここで、高知市で実施している学習支援を紹介いたします。 厚生労働省の自立支援プログラム策定実施推進事業、社会的な居場所づくり支援事業を活用し、福祉部局と教育委員会が連携して民間に委託する高知チャレンジ塾です。生活保護世帯の子どもたちが、大人になって再び保護を受ける貧困の連鎖を断ち切るために、生活保護世帯の中学1年生から3年生の生徒に対し学習の場を設け、学習支援や進学支援を行っています。高校への進学率も高め、生徒が将来への希望を持って進路を選択できることを目的として、具体的には市内5カ所でチャレンジ塾を開催しており、学習支援員は5カ所で70人、教員OBや大学生、地域の方などが携っています。 また、高知チャレンジ塾は、学習の場所を提供するだけではなく、不登校児童の居場所としての機能もあわせ持ち、また、就学促進支援員が生活保護世帯を訪問し、塾への参加を促しています。24年度の実績を見ると登録者336名で、そのうち生活保護世帯の生徒は106名です。3年生は43名いましたが、41名が進学しております。25年度は、さらに塾の数を倍の10カ所にふやして実施いたしました。 今後、先ほど部長答弁ございましたけれども、本市においても貧困による学習、学力の格差が表面化してくるものと予想されます。生活困窮者自立支援法にのっとった事業の推進が求められているものと考えております。任意でありますけれども、生活困窮者自立支援法において子どもの学習支援についての補助メニューがあります。計画的な学習支援を推進するためには、放課後学習支援に関してプランを策定して推進するべきではないかとも思います。プランの策定に当たっては民間の活用も含め、福祉、教育の機関が連携することが重要であります。今後、生まれた環境によって子どもたちの人生が変わってしまうことがないように、夢と希望を持てる施策が必要と思います。いろいろ考えてほしいと思います。 先月、イギリスのウィリアム王子が初来日し、28日は本宮市のスマイルキッズパークにおいでいただくという、福島県にとっても本宮市にとっても宝くじに当たるよりもすごい、まさに天にも昇るような気持ちでした。これは後世の歴史に残ることは間違いなく、夜は郡山で地元の食材を使った料理を召し上がり、風評被害の払拭につながった、大きな役割を果たしたのではないかと思います。国賓と要人を迎えるに当たり、市長を初め職員の皆様のご苦労、ご心労はいかばかりだったかと思います。本当にお疲れさまでございました。 スマイルキッズパークでは、ウィリアム王子は、東日本大震災と原発事故からの復興への祈りを込めた記念植樹で、地元の親子と一緒にオークというヨーロッパナラの木を植樹され、「この木がどの木よりも大きくなるといいね。見守ってください。ぜひ報告してください。」とおっしゃいました。せっかくのチャンスですので、この歴史的事実を後世に残すために、そして何より子どもたちに夢と希望を与えられるように、毎年2月28日はメモリアルデーとして、イギリスまでとはいきませんけれども、子どもたちに、せめてイギリス大使館にこの木の成長の写真を撮って届ける日として、夢と希望を育てる日としてはいかがかと思いますが、市長のご見解をお聞かせください。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 議員のご質問に答弁させていただきます。 過日、ウィリアム王子、総理、復興大臣、そして内堀知事と、本宮にご来市を賜り、本宮の子どもたちと触れ合っていただきながら、本宮の元気を発信していただいたと。非常に市長としてうれしく思うところでありますし、また光栄でもありました。 そういう中で今、議員おっしゃるように、これをこのまま終わらせてはいけないというふうに思っております。今、ヨーロッパナラのオークと、それから日本の桜、福島のケヤキ、本宮のマユミ、この4本を記念植樹させていただきました。ここをどう管理していくか、早急な対応をしなければならないということで、今、担当部署で鋭意案を練っていただいておるところでありますし、また、議員がおっしゃるように、王子が、このオークの木を育ててほしいということ、それは福島の復興を、被災地の復興をしっかりと努めていってほしいというふうな王子の温かい心のあらわれであったと私も理解をしております。 そういう意味で何をしていけばいいのか、これはできるだけ早く考えさせていただきながら、議員の皆様方にもご報告をさせていただき、またご意見を賜りながら、あの公園、できたときにお話をさせていただきましたけれども、あの記念樹の杜は、みずいろ公園もそうでありますが、できたときが完成ではないと、市民の方々や多くの利用者の方々によって育てていただく公園だというふうに考えておりますので、その考えに沿った方向性を定めていければいいというふうに考えておるところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 続きまして、子育て世代包括支援センターの整備の考えはでございます。 妊娠から育児まで切れ目なく支援する子育て世代包括支援センター、日本版ネウボラが全国展開されます。「ネウボラ」とは、フィンランド語で助言の場です。フィンランドでは、ネウボラおばさんとして親しまれる保健師が常駐し、親の9割が気軽に子育て相談している場所と、定着しております。 子育て世代包括支援センターは、センター内に保健師や助産師、ソーシャルワーカー等を配置し、幅広い相談ができる施設のことです。妊娠から出産、子育てまで、一貫して同じ場所で相談ができることがメリットで、相談相手がわからなくても、このセンターにやってくるだけで、ふさわしい相談相手が見つかるというものです。 女性の妊娠から子育て期間まで、専門家らがワンストップで支援する子育て世代包括支援センターを、2015年度中に全国150市町村に設置する方針を固めました。安倍政権が掲げる地方創生の一環で、2016年度から全国的な設置を目指し、地方創生の5カ年計画総合戦略に盛り込み、26年度補正予算案と来年度当初予算案に必要な予算を計上しております。本市の取り組みについてお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 国が、この子育て世代包括支援センターの設置を決定した理由は、人口減少対策と地方創生を日本の最重要課題とし、総合戦略案にセンターを設置し、支援を求める女性を2020年までに100%支援できるようにすると掲げたものの2つになります。 現在、本宮市の子育て施策につきましては、地域子育て支援拠点事業において、公共施設などの地域の身近な場所で、乳幼児のいる子育て中の親子の交流や育児相談、情報提供等を実施しております。さらに、保健師による妊婦健診、乳児家庭全戸訪問、養育支援訪問事業などを実施しておりまして、センターと同じような機能は果たしているものと考えております。 なお、県内において27年度からの取り組み予定の市町村はありませんが、国としましては、27年度に全国で150の市町村の取り組みを目標としているようであります。それ以降についても、引き続き全国展開を目指すこととしているようですが、きょうの新聞においても、ご質問の内容を含みました少子化社会対策大綱が3月中に閣議決定されるようですので、今後いずれかの時点で検討の必要性があるものと思います。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 今、部長よりるる答弁ございましたけれども、先月、千葉の柏市で痛ましい事件が起こりました。4歳と1歳の我が子の命を、育児に疲れたとみずからの手で奪ってしまったというものです。もちろん、子どもには何の罪もありません。しかしながら、このお母さんは、一生、自分の娘たちを殺してしまったという十字架を背負って生きていかなければなりません。子どもたちの命は本当に救えなかったのか、胸が締めつけられるような思いでございます。 郡山市も、国の助成を受けて医療機関で産後ケア事業を始めました。利用費用の一部を市が負担しておりますが、郡山市の10分の1の本宮市では、同じようなわけにはいきませんけれども、本宮版ネウボラの展開をしていかれればなという思いがあります。 ホームスタート・さくらんぼに助成をしてはということでございますけれども、出産や子育てに不安を抱える女性は多いものでございます。核家族などが本当に増加いたしまして、相談できる相手も身近にいない。出産や子育てに女性が前向きになるようにしていかなくてはならないと考えております。 現在、イオンから助成を受け、県内11の市町村でホームスタート事業が行われております。活動の内容は、週に1回、2時間程度お話をしたり一緒に家事をしたり育児をして、子育ての悩みを解消するというものです。現在、本宮市では8人が登録し、サポートを受けております。今のところ、会津坂下町で町の助成を受け活動しておりますが、本市においても、切れ目のない子育て支援の観点から助成すべきと考えますが、ご所見をお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) ホームスタートと類似する市の事業としましては、家庭における児童養育、その他児童福祉に係る問題が顕在化したものについては、家庭児童相談員が専門的に対応しております。 また、養育支援が必要な方に対しては、保健師が訪問によります養育に関する相談、指導、助言を行っております。さらに、生後4カ月までの乳児のいる全ての家庭を訪問し、子育てに関する情報提供、乳児及び保護者の心身の状況、さらには養育環境の把握を行っている状況であります。 なお、子育て支援につきましては、多くの課題がまだ残っているものと思われますので、今後ホームスタートのことも含めまして、各種団体と話し合っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) それでは、下水道の整備についてでございます。 本市では、生活排水処理に当たって、地域によって下水道接続地域と合併処理浄化槽設置区域があります。単独浄化槽やくみ取り式トイレから合併浄化槽に移行する場合、補助金の交付を行っております。その設置の違う区域をお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 公共下水道と合併処理浄化槽の区域の部分でございますが、公共下水道の認可計画区域と農業集落排水事業の区域を除いた区域が、合併処理浄化槽を整備する区域として扱ってございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 地域的に言うとどうなのか、お伺いしたいんですが。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 地域的に申し上げますと、公共下水道につきましては、本宮町時代の旧町内、高木、仁井田方面、あと農業集落排水事業につきましては青田方面、公共下水道には熱海からの幹線もございますので岩根地区も入ってございます。そういった中で公共下水道、農集排の区域を定めてございますので、それ以外につきましては合併処理浄化槽で整備をお願いしてございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 昨年、単独浄化槽を設置しておられる方に、「単独浄化槽をお使いの方へ。合併浄化槽への転換をお願いいたします。平成13年4月1日から、浄化槽法の改正により単独浄化槽の設置が原則禁止され、単独浄化槽の使用者は合併浄化槽への転換に努めなければならないとされました」とのお知らせが参りました。 ご存じのように、現在、単独浄化槽を設置の方は、住宅建設当時はそれで十分法律を満たしてきたわけです。トイレからの排水しかできないくみ取り式単独浄化槽をお使いの方は、市内にどのくらいいらっしゃるのか、お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 市内で単独浄化槽を使用している世帯数になりますが、25年度末ですが2,376世帯になります。 以上です。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 下水道と合併浄化槽とくみ取り式の割合ということで言っていたんですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 市全体におきます汚水処理の割合でございますが、まず公共下水道につきましては43%、農業集落排水では1%です。合併処理浄化槽につきましては23%、単独処理浄化槽が24%、残りの9%がくみ取り式になってございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 下水道が43%で、農集排が1%ということですけれども、この公共下水道整備の区域の接続率はどのくらいなのか、お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 建設部長
    建設部長(鈴木亨君) 公共下水道の接続率、水洗化率になります。こちらにつきましては、やはり平成25年度末になりますが、94.2%の率になってございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 今回、先ほど申し上げましたこのお知らせが来た方は、できれば生活雑排水を河川に流したくないと思っていらっしゃいます。 しかし、合併浄化槽を入れるにしても、土地が狭く工事もできない方もおられます。そして、その下水道の管がそこまで来ているのに、区域外だからと言われて接続をできないわけですが、今後、この下水道整備についてお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 今後の下水道整備計画でございます。 下水道のほうは、全体計画の中で事業認可区域という区域、これは補助対象となる整備をするわけですが、その区域を設けてございます。現在の事業認可区域外の地区を、新たな整備区域に取り入れる計画は持ってございません。 この認可区域以外の方は、既に合併処理浄化槽等を設置している住宅もございますので、今後そちらに下水道を整備しても接続率が低いかと思ってございます。この区域外の方々につきましては、やはり現在市が行っています浄化槽の設置支援、また維持管理支援も行ってございますので、単独浄化槽、またくみ取り浄化槽からの合併浄化槽への転換を推進しているものでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) 単独浄化槽と合併処理浄化槽の比較ですが、合併浄化槽の場合は、一定の要件を満たせば維持管理費、保守点検、清掃、検査に対して一部助成をしています。しかし、単独浄化槽の場合は助成をしておりません。本市でもバランスを欠かないように一定の配慮が必要なのではないでしょうか、ご意見をお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) ご存じのとおり、単独処理浄化槽につきましては台所やお風呂、洗濯の排水をそのまま排水している状況もございますので、公共用水域の水質保全の観点から、こういった合併処理浄化槽のほうを推進してございますので、現在、市のほうでは合併処理浄化槽の適正な維持管理のために維持管理の支援、補助を行ってございますので、単独処理浄化槽の方々につきましては合併処理浄化槽への転換を推進して、公共水域の水質保全を適正に行っていきたく、そういう方面で進めているところでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君。     〔13番 川名順子君 登壇〕 ◆13番(川名順子君) この3月で退職をされる職員の皆様、御礼とご健勝をお祈りいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(國分義之君) 13番、川名順子君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は、3時45分といたします。 △休憩 午後3時30分 △再開 午後3時43分 ○議長(國分義之君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △円谷長作君 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行します。 次に、通告8番、議席7番、円谷長作君の一般質問を許します。 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 議席7番、円谷です。 ただいま議長のほうから発言の許可を得ましたので、一般質問を始めさせていただきたいというふうに思っております。 冒頭申し上げておきます。 私の前に7人の議員が登壇し、それぞれの項目をもって質問をされ、そして市当局の答弁をいただいております。その点について、若干重複する部分がございますけれども、ご了承のほど願います。 それから、来年度の予算、それからもう一つは今議会に提案されている補正予算、これにかかわる部分もございますけれども、一般質問として通告したのが提案される前だったものですから、これについてもご了承いただきたいというふうに思っております。 8日の日曜日には、東日本大震災から4年の節目、メモリアルとして本宮市復興の集いが開催され、間違いなく本宮第二中学校や岩根小学校体育館、スマイルキッズパーク屋内外のあそび場、それからまゆみ小学校敷地の開放型プールなど、一つ一つ復興の形が実感できるように感じているところでございます。 しかし、この東日本大震災や原発事故とは直接関係なく、日本の人口動態、少子・高齢化は進んでおり、昨年5月には、国立社会保障・人口問題研究所や日本創成会議などのシンクタンク3社が、男女別の自治体間の移動状況や子どもの数などをもとに、日本の人口の推移を発表しました。 この数字、とりわけ日本創成会議が発表した消滅可能性都市896、全国の自治体で896が消滅する可能性がありますよと。このリストの中には福島県の59市町村、これは入っておりません。原発の影響なんかで、それから被災の関係で避難されている方があるということで、この中には入っておりません。 しかしながら、我が福島県の59市町村だけではなくて、全国的に大きな反響を呼び、少子・高齢化の社会の中で首都圏に若い人口の流出が進み、東京一極集中が現状の中で推移すれば、地方は高齢化が進む一方ではないでしょうか。地方をどうやって守っていくのか、安倍政権も地方創生大臣を配して、地方で進む少子・高齢化対策に乗り出しています。 我が本宮市も、施政方針の中に記載されてありましたけれども25.5%の高齢化率と、このような状況になっております。そんな状況を踏まえて、福島県も各市町村に対するサポート事業の予算枠を設け、人口減少、若い人の都市部への流出を深刻な課題として捉まえ、対策に乗り出しているところだと思います。 各自治体の地方創生を担う部門として、地方総合戦略本部の設置が取り沙汰されておりますが、本宮市としてはどういう組織を考えているのか。前の質疑の中で、市長公室の中に課の位置づけとして、プロジェクト的な定住対策室を設置するというふうに答弁いただいておりますけれども、この定住対策室が地方創生を担当する部門なのかお聞きいたします。 ○議長(國分義之君) 総務部長。 ◎総務部長(佐藤栄恭君) まず、庁内組織の内容でございますが、市長を本部長としまして、各幹部職員によります本部を設置してまいりたいと、事業を推進してまいりたいというふうに思っております。 この名前でございますが、国では、議員からも今お話がありましたが、総合戦略推進本部というふうに国ではしておりますが、本市における本部の名称については、現在検討中でございます。また、定住対策室の業務の内容でございますが、定住対策とあわせまして地方創生の事業を担当させるということで考えてございます。 プロジェクトについても説明をさせていただきます。 定住対策室は、今の職員の定数内で新たな組織をつくりますので、室長を初め係員で少人数ということになりますので、庁内横断的に定住対策に関係する部署から、それぞれ数名の職員をプロジェクトチーム員として指名して、対策室と協力しながら、この事業を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) その定住対策室で地方創生を担うと。地方創生の考え、これを取りまとめるのが来年度中ということは、この総合戦略を来年1年かけてつくると。ですけれども、できる限り早くつくって、実行に移させるほうがいいのかなというふうに感じております。 したがいまして、この地方創生をいつくらいまでに、まだ組織ができていない段階で大変恐縮なんですけれども、いつくらいまでに取りまとめて、そして国との調整を図るという考えなのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) お答えをさせていただきます。 地方創生の地方版総合戦略ということにつきましては、県のほうが、今の予定では10月ぐらいまでには、国の方針を受けまして計画を策定するというふうに聞き及んでおります。 本市におきましては、国・県の計画、それらも十分生かしながら進めなくてはならないということもございますので、年内中に計画を策定し、実行に移していきたいというような計画で現在のところおるところでございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 地方の総合戦略ということで位置づけて、それでもう一点お聞きしたいんですけれども、今年度の補正予算で結果的に繰り越しになりますけれども、まち・ひと・しごと創生総合戦略策定事業ということで740万円組んでいると。そのうち、700万円が委託費に計上されていると。この委託費というのはどういうことなのか。捉まえ方によっては、定住対策室、新たにつくる、その組織との関係であったりとか、言葉を悪く言うと、そっくり外部に委託してしまうのかとか、こんな部分の懸念がございますので、この関係についてどういうふうに考えているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) 今回の補正予算でご審議いただく予定になっておりますが、その委託費につきましては、これから、先ほどお話をさせていただきました地方版の総合戦略を作成するに当たりまして、その基礎となります人口ビジョン、あるいは多種多量のデータを使います、ビッグデータと言われているそうでありますが、それらのデータをもとにしまして、今後の人口推移なり住宅の動向なり、あらゆるデータを基礎にさせていただきながら計画を策定する、そういう考えでおります。 それらの基礎となりますデータを委託させていただきまして、その成果品を使いながら計画に反映をするというようなことで考えておりますので、今回つくり上げます計画を全て委託によりましてお願いをして、1つの計画を策定するというようなことではなく、計画を策定する基礎的なデータを委託をすると、データ収集のための委託をするというようなことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。----------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(國分義之君) 議長より申し上げます。 7番、円谷長作君の一般質問の途中でありますが、お諮りいたします。 ただいま午後3時53分であります。議事運営上、時間を延長したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、時間を延長し会議行うことに決しました。----------------------------------- ○議長(國分義之君) それでは、一般質問を続行します。 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) データ処理と、まずデータを集めなければと。これは全くそのとおりだと思っています。 次の項目に移ります。 定住促進に向けた取り組みについての中で、市の現状把握についてという項目を挙げさせていただきました。 今、外部委託する分、合わせてなんですけれども、本当に市の実態、現実、これをきちんとデータをして科学的に分析をして、そして本宮市にとって何がと、これは各自治体間の人の取り合い、競争になっていく。こういう点を考えたらば、本宮市の実態をきちんと把握しなければならないんだろうというふうに思っております。 そういう点からすると、まず私なんかから見て、本宮市の場合、アパートが少ないですよとか、それから昼夜人口、昼と夜の人口の差であったりとか、それから通勤時間帯における4号線の通行量、こういったものも含めて、本宮市を素通りするようなところがどのくらいあるのかとかこういった実績データ、こういったものを活用しなければならないんだろうというふうに思っております。そういう点を含めて、先ほどのビッグデータから含めてのデータ処理というのは、こういったことにも生かされるのかなというふうに感じておりますけれども、その辺の考え方について、もう一度お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) 先ほどご説明をさせていただきましたデータにつきましては、あらゆる機関で収集しておりますデータを、総合的にまとめていただいたものを活用させていただくというようなことで考えておりますので、今、議員のおただしのような部分についても、資料として出てくるのかなというふうに今のところ考えているところであります。 また、計画の策定に当たりましては、今後、定住促進等を柱というような形の中で計画も考えるところでありますけれども、それらの中で、いろいろアンケート調査等も実際実施させていただいておりますので、そういう生の声も生かさせていただきながら、計画の策定には結びつけながら進めていきたいというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) それでは、現実の問題としては、昨年の10月から、マイホーム取得者に対する奨励の制度をスタートさせたと。現状でその実績はどのくらいになっているのか、もし把握していれば。 それから、もう一つは開発業者、これに対する現状の実績、はたまた開発業者のこれから先の見込み等を把握していれば、ご答弁願いたいと思っています。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) 昨年10月から定住促進計画、進めさせていただいております。 その中で、まずマイホーム取得奨励金の関係でございます。2月末現在になりますが、申請数につきましては56世帯、そのうち子どもさん、これは中学生以下ということでございますが、いる世帯が40世帯でございます。また、世帯の人数につきましては193名でございます。うち、市外からの転入者数が95名というような2月末現在の状況でございます。 また、事業者への支援ということでございますが、これにつきましては、10月以降、現在のところ1事業3区画でございます。また、年内中あるいは年度初めになるか、ちょっと微妙なところでございますが、今お話があるのは1事業8区画の宅地造成を進めていると、間もなく完成というような状況が1つございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 市外から本宮市に移り住むと、この方々、近隣の市町村なのか、はたまた県外からなのか、その辺は把握されておりますか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) 先ほど市外からの転入者数95名ということでお話をさせていただきました。95名の内訳につきましては、県内が83名でございます。多いのは、郡山市が38名、二本松市が19名というようなところが主に多いところでございます。またそれ以外、県外が12名、宮城県、千葉県、大阪府というようなことで県外からも転入者がいるというような状況になっております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 次の項目の市内外への周知とPR活動ともちょっと関連するんですけれども、ふるさと暮らし希望地域ランキングということで、NPO法人が「報道関係各位」ということで総務省記者クラブ、都道府県記者クラブに発表しているニュースリリースがございます。 これを見ると福島県、本宮市ではなくて福島県、都道県ですので。福島県の位置づけが2012年は住んでみたい第3位と、2013年が4位、2014年これも4位というふうになっております。なっているだけではなくて、あともう一つ、この相談件数がふえていると。2008年には2,475人が相談されていると。ところが、2014年には1万2,430人が相談されていると。その相談されている内訳、20代から40代で半分以上の方が相談されている。 ということを考えれば、イコールじゃございませんけれども、こういうことを考えれば、若い世代が福島県に住んでみたいという部分があるということが、実態として出てきております。 これらを含めたときに、昨日もありましたけれども、もとみやに住んでみませんかこれもPRなんですけれども、昨日の答弁ですと、企業なんかも含めて90社、それから1,500枚配布したというふうに答弁を受けております。ウィリアム王子の話も随分出ていましたけれども、スマイルキッズパーク、これに対して、それからえぽか、市外の方々の利用が半分とまでは言いませんけれども、それに近い数字だというふうに思っております。 したがって市外の方々に、それこそ先ほどの話じゃございませんけれども、身近な市外の方々に本宮市のよさ、これをアピールするということを考えたらば、企業だけではなくて、こういったところにも配布する必要性があるのではないかというふうに思っております。 加えて、大変恐縮なんですけれども、内容はすばらしいんですけれども、見た目というものがございます。紙の質、これらも含めて、それからもう一つは、市内に住んでいる方々、各世帯に対しての周知活動はどのように考えているのか。2014年の内閣府で調べた子育て意識調査、祖父母と近居が、近くに住むのが理想と、こういった点も含めて考えたらば、祖父母だけではなくて、両親というか本宮市に住んでいる方々、こういった方々に対してのアピールも必要ではないか。 したがいまして、えぽかであったりとか、それから、もうちょっと言うとJRの駅であったりとか、大型ポスターを張らせていただくとか、それから市内に住んでいる方々にアピールをするとか、この辺の考え方についてお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) ただいま、定住促進を進める上でのPRの仕方につきましておただしをいただきました。 このもとみやに住んでみませんかというものにつきましては、できる限り経費を削減しながら、多くの方に、なおかつ立派なものをつくりまして見ていただきたいということで、職員が手づくりでつくったものでございます。本来、業者がつくれば、また違った形のものができるのかなというふうにも思うところでありますが、今、私どもで手づくりでつくった中では、非常にできとしてはいいのかなというふうに、自負するわけではありませんが、そういうことでこのものをつくりました。 この手づくりでつくったというのは、昨日もお話をさせていただきましたが、いろいろな状況の中で、いろいろ中身を変えていかなくてはならないと、そのときそのときに応じた中で変えていかなくてはならないということもあったものですから、そういう変えるときに、ある程度大量につくった中で、身動きができないようなものでもどうかなというようなことで、今回、試行というようなことも含めまして、こういうものをつくらせていただいて、PRをさせていただいという状況でございます。 また、市外への周知というような部分でのおただしもいただきました。これについては、郡山市さんのほうからも、大分本市のほうに定住をいただいている実態もございますが、郡山市役所にこのチラシを置いていただくということは、ちょっとできないということもございますので、今現在考えておりますのは、1月に新聞でPRをさせていただきました。やはり地方紙、見ていただく方、これは多くの方が見ていただいているものと思っておりますが、そういうものを活用させていただきながら、市外へのPRというふうなことを進めていきたいというふうには思っております。 また、昨日の答弁と重複をさせていただくようになりますが、市外から本市のほうに多くの方がお勤めいただいているというような部分もございます。そういう市外で持ち家以外にお住まいの方、そういう方をターゲットにさせていただきながら、先ほどお話しさせていただきましたPRのチラシ等を活用させていただきながら、今後も企業さんとも連携をとらせていただきながら、推進してまいりたいというふうに考えているところでございます。 あと、大型ポスターというお話もございました。これについては今後、定住促進、また地方創生というふうな中で推進していかなくてはならない部分ございますので、今後検討させていただければというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 幅広く、枚数は少なくても結構ですので、幅広く周知を図る必要性と、それから集中的に周知を図る期間と場所、こういったことも考える必要性はあるのかなと。 そういう点では東京の東京会、本宮市出身の方々の東京会の事務局であったりとか、それからアンテナショップ、こういったところもある意味では有効なのかなと。そういったことも含めて、PRによってその効果が変わるのかなというふうに思っております。だから、ホームページなんかに載せるのも大いに結構なことだと思っておりますけれども、そういうふうにある意味では幅広くと、ある意味では集中と選択みたいなものも必要だなと、こんなふうに考えております。ぜひそういった方向で、本当に予算が限られている中で大変でしょうけれども、先々の本宮市の発展に向けては、この定住というのは欠かせない。 加えて、先ほど言いましたように、それぞれの自治体間の競争だと。したがって、私どもの優位性をさらに出さなければ、住みよさランキングの件についてもそうです。福島県の真ん中にある、交通の利便性がいい、そういったものを含めて、県外の方々が本宮市に住んでいただけるような施策を、これから順次実行していくべきだというふうに考えております。 次に、除染と復興施策についてお伺いいたします。 除染のスピードアップに向けた取り組みについてということで、スピードアップが叫ばれております。このスピードアップに向けてということになると、どういう方向、形があるのかなと。 今現在、除染の協同組合をつくって、そちらのほうで発注していると。でも、現状を見る限り、人的要素から含めてそんなにスピードアップは無理なのかなと。ということを考えると、スピードアップを図るために外部の業者、こういったことも考えているのか、その辺についてお伺いいたします。 それからもう一点は、外部の業者だけではなくて、私は住宅除染、これを最優先でやるべきじゃないのかなと。道路とか側溝とか、それから企業であったりとか。これは優先順位というとちょっと語弊あるかわかりませんけれども、やはり市民の安全・安心、そして安心感を持ってもらうためには、住宅除染を優先してやるべきではないのかなというふうに考えておりますけれども、市当局の考え方をお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 除染のスピードアップに向けて、外部の参入はあるのかというおただしでございます。 住宅除染につきましては、本宮市復興支援事業協同組合が受注しました。今そのスピードアップに向けて、昨日も答弁させていただきましたように、行政側でできる努力と組合様がする努力がありますので、この辺の意思疎通を図りながら進めていきたいという答弁をさせていただきました。 これはあくまでも議員おっしゃるように、住宅除染というものが最優先でございます。ただ、うちのほうの仕事としましては、このほかに企業除染、道路除染も含めてあるわけでございます。これらの住宅除染の進捗状況を見ながら、企業除染、道路除染も進めていかなくてはならないということを考えますと、住宅除染の進捗状況にもよりますけれども、余りにもおくれるようであれば、そういう外部からの参入というものも、一つの方法として考慮していかなければならないのかなというふうには思っているところでございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 今、答弁いただきましたけれども、私ども議会もなんですけれども、平成27年度中に住宅除染は終わりますよということで市民に示していると。したがって、終わるだけではなくて、一日でも早く終了することを、ぜひ努力していただきたいというふうに思っております。 それから、次の項目に移ります。 仮設住宅の集約化についてという項目を挙げさせていただきました。浪江町を中心として本宮市民じゃない方、それから県との関係、これがありますけれども、場所の提供は本宮市でやっていますので、あえて質問項目に挙げさせていただきました。 あの震災から4年が経過して、そして7カ所に設置されている仮設住宅の空き状況について、本宮市としてはどういうふうに把握しているのか。ニュースなんかでも、本宮市じゃございませんけれども、孤独死の問題とか、それから、空きが結構出まして、そして結果的にコミュニティの維持が大変だとか、それだけじゃなくて市町村の管理も大変だとか、こんなことがニュースなんかで話しされております。 したがって、場所を提供している本宮市として、この7カ所の仮設住宅の空き状況を把握しているのかどうかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) ただいま空き状況ということでございますが、入居状況という形の中で、まずご説明をさせていただきたいと思います。 建設戸数が425戸に対しまして、現在284戸がお住まいになってございまして、入居率にいたしまして67.5%でございます。議員おただしの空き状況ということでございますが、ただいま申し上げた裏数字になるわけでございますが、戸数で137戸、率で32.5%でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) スマイルキッズパーク、屋内、屋外のあそび場、それに先ほどから出ているウィリアム王子が来たとか宣伝効果が物すごく大きくて、したがってあのかいわい、これから暖かくなればなおさらのこと利用者数は多くなるんだろうと。そういう点を考えたらば、できる限り、私の希望からすると、あの仮設住宅、集約をしていただいて、もっと駐車場なんかも含めて利用できるようにするべきじゃないのかなというふうに考えております。 もう一点は、仮設住宅から復興公営住宅、こちらのほうに入居希望をとられたと。したがって、仮設住宅から復興公営住宅に入居を希望された方、これは抽せんに当たれば復興公営住宅のほうに移ってしまうと。したがって、それでもまた空きが出てくるだろうと。 それからもう一点は、復興公営住宅に入居を申し込んだけれども抽せんに漏れた方、どのくらいいるのか把握をしているかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 市で今計画しています61戸の復興公営住宅に対する申し込み状況でございますが、110件でございます。したがいまして、49戸がキャンセル待ちというような形になってございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 仮設住宅から特になんですけれども、本宮市につくる復興公営住宅3カ所、ここに入居を希望されたというのは、ある意味では本宮市に住んでもいいと、そういうふうに考えている方が本宮市の公営住宅の入居を申し込んだと思っております。 したがいまして、こういった方々、先ほどの数字49世帯がキャンセル待ちと。では、その49世帯に対して、本宮市に住んでもらうためにどういうフォローを考えているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) ただいま当選から漏れた方がキャンセル待ちという形でございますが、49世帯ございます。 しかし、これにつきましては、かなり重複して申し込まれているというのが、まず1点ございます。さらに、県で4,890戸の応急仮設住宅、今整備中でございますが、これにつきましては、仮設に住んでいらっしゃる方の意向調査、これを踏まえて4,890戸で間に合うというような判断の上に立って、今整備をしているところでございます。 したがいまして、先ほど申し上げましたようにキャンセル待ちはございますが、重複して入っているということと、ただいまの意向調査の中で判断した建築戸数というのは、これらが整備されれば、おおむねの方は、この復興公営住宅に入居できるものというふうに考えてございまして、現在、何がしか避難されている皆さんに、本宮市にぜひ住んでいただきたいというようなPR等については、現段階では積極的にする立場にはないというふうに考えてございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 冒頭申し上げましたように、浪江町であったり県との関係で、私どもがとやかくじゃないんですけれども、場所の提供をしているとかそういう点含めて考えて、それからもう一つは、原発立地周辺の4町、復興庁の調査、その結果なんですけれども、これが直近の2月27日に新聞に発表されたと。帰還希望世帯、1割から2割。ということは、残りは帰らないと。したがって、そのときそのとき状況によって、この希望というのは変わってきますけれども、こういうのも実態として上がっている以上は、当然のことながら仮設に入っている方々を含めて、こういった方々に対して本宮市に住んでもらうための努力はしなければならないのかなというふうに思っております。 確かに、浪江町を中心とする、本宮市民じゃございませんので、確かに難しさはありますけれども、ただ、いずれにしたって人の取り合いだと、自治体間の競争になってくると。これを考えたらば、そういう点もある程度は考えていく必要性あるのかなというふうに思っております。 次の項目に移ります。 ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)についてお伺いします。 2014年にプレで始まりました。この大型観光企画、2014年、今年度ですね、本宮市はどういうかかわり、何をやったのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(立川盛男君) ただいま議員のおただしでございますが、ふくしまデスティネーションキャンペーンということで、本年はプレ、新年度が本番、あと28年度がアフターというふうな3カ年の事業ということで、2014年度につきましては、やはり本番に向けての準備期間であるというふうなことでございます。ご承知のとおり、県といたしましては、キャッチコピーを「福が満開、福のしま。」ということで、27年度に向けて展開をしてきたところでございます。 本市といたしましての活動ということでございますが、やはり全県下を挙げての活動ということでございますので、まず、本市といたしましていたしましたことは、本市のほうの、いわゆるデスティネーションキャンペーンに出していただく素材、そういうものを我々のほうでも、もう一度精査をさせていただきながら、三十数点を上げさせていただいたというふうな状況でございます。 そういった中で、これは2014年度でございますが、4月にオープニングイベントから始まりまして、5月にはこのプレのDCの最大のイベントになろうかと思いますが、郡山市のホテルにおきまして、全国宣伝販売促進会議というものが開催されました。そこには約1,100名の旅行関係者の方がおいでいただいたということで、やはりその場におきまして、それぞれの旅行会社さんのほうに、我々役所の人間と市内の観光地にあります職員の方々と同席をしながら、本当に3分単位でございましたが、そういう中で本宮市の、短い時間の中ではありますがPRをさせていただいたと。 当然、その席上におきましては、福島県の食材を使った中でのレセプションもございました。本宮市のほうからは、当然烏骨鶏の卵を利用した食材を使用していただいたというふうなことで、一つ一つのPRを行ったところでございます。 今のは全体的な会合でございましたが、その後におきましては、県内それぞれのコースに分かれまして、バスを仕立てて旅行会社の方々が現地を視察いただくというふうなことで、本市のほうにもバス1台でおいでいただいたところでございます。実際に本市のほうで提供させていただいた場所をごらんいただいて、PRをさせていただいたというふうなことで、いろいろ活動をさせていただきました。 6月には、議員のほうもご存じのとおり、以前復興号のSLが走りましたが、今回はプレのDCのセレモニーとして、SL福島プレDC号というふうなことで、これも県主催ではありますが、本宮駅のほうにも20分強の時間を停車いたしまして、できる限りのおもてなしをさせていただいたというふうなことでございます。市でいろいろ、市のイメージキャラクターのお出迎え、お見送り、当然観光パンフレット、地元の産品のほうのご提供をさせていただいたということでございます。 あと、10月に入りましてからは、2月と2回あったわけですが、同じく全国の旅行会社さんのほうで本市を訪れていただきまして、現地販売の促進会議というのは、先ほど申し上げましたが、アサヒブルワリープラザふくしま、ビール園等もごらんになっていただきながら、実際の誘客活動に努めたというふうな内容でございます。 ことしは、新年度に向けての準備移行期間というふうなことで、今は主だったものの紹介でございますが、そのほかにさまざまな活動をさせていただいた。首都圏にも赴きながらPRをさせていただいたということで、2014年度につきましては、翌年度に向けた活動ということで、経過について答弁とさせていただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 本番が4月からということですので、そのプレの関係だけではなくて、4月からの本番に向けて、特徴的に、二、三点、何をするのか、どういうかかわりを持つのか、これについてお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(立川盛男君) 2014年度については全体的な活動というふうなことでございますが、今回のDCの本番におきましては、県内的には本当に130を超えるさまざまな、旅館、ホテル等々さんも取り組みながらやるというふうな状況でございます。市といたしましては、やはりこのDC期間中に、県、さらには県北、安達地方、特に安達地方の連携といいますか、そういった中でイベントを実施するという予定でおります。 4月1日、このデスティネーションキャンペーンが4月1日から6月30日というふうな期間がございますので、オープニングセレモニーということで、これは福島駅での開催になりますが、当然のことながら、そこに出向いて最大のPRをさせていただくというふうなことで考えております。 あと、同じく4月4日にもイベントがございます。それと5月に入りましてからは「福が満開、福のしまフェスタ」ということで、当然、DCのそのフレーズにのっとった形でPR活動をしたいと。これはあくまでも会場としては、全県下の中でありますが、そこの中で、いかに本市をPRできるかというふうな形になろうかと思いますので、頑張ってまいりたいというふうに思います。 さらにはもう一つ、期間中になりますが、2014年にも走りましたがDCSL号運行ということも、本番においてもまた行われるということでございますので、本市の駅にも当然停車をしますので、精いっぱいのPRとおもてなしをしてまいりたいというふうには考えております。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 次の項目なんですけれども、DC終了後についてと。これが一過性で終わってしまうのでは、これは大変だなというふうに思っております。経費、人、それをかけて一過性では。 それで、ちょっと聞き及んでおりますけれども、しらさわ未来会議、こちらのほうでは、県の基金と市からの助成を得て、桜まつり、これをやるみたいな話を聞き及んでおります、4月にやるみたいだと。これとデスティネーションキャンペーン、これとの関係はどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(立川盛男君) 今、おただしの件でございますが、予算のほうにもご提案をさせていただいた桜まつりでございますが、DCを実際行っている、実施している期間にかぶってこようかと思いますが、これにつきましては、しらさわ未来会議さんと行政のほうで、東邦銀行さんの基金といいますか、そういうものをいただいた中で、当然目的といたしましては、地域の振興といわゆる活性化というふうな中で、そういう事業、メニューはあるというふうなことがございまして、関係団体、未来会議さんと一緒になって、申請と、当然プレゼンテーション、Mot.Comさんも含めてそういう方々で何とか盛り上げ、仕掛けをしたいというふうなことで申請をさせていただいて、結果としてその申請が通ったということで、事業費が800万円を上限とするものでございますが、当然、行政からの支出ということもございますが、4月には桜の時期に周辺一帯を含めた中で、桜まつりというふうなことで実施をしていきたいということで、今実際の詳細の活動を地元の方々、関係団体の方々にお集まりいただいて、実施に向けて協議をさせていただくというふうなことでございます。 なおかつ、その中には、やはり先ほども話が出ましたが、浪江の方々がいらしているというふうなこともございますので、そちらの方々の行事といいますか、そういうカラーも含めた中でやっていきたいということで、春花火というふうなことも企画の中には取り入れながら盛り上げていきたいということで、今、実施に向けて計画をしているところでございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 次の項目に移ります。 新たな教育行政についてということで、組織及び運営と権限についてという項目を挙げさせていただきました。 川名順子議員のほうの質問に対して、市長のほうからも、今回改正される法律に基づいて、これに対する市長の考え方もお伺いしましたので、特段市長の考えに対しては、私はそれでいいんだろうというふうに思っております。 気になったのは、まず1つは、今度の改正で教育委員というのは数が変わるのですか。教育委員長と教育長が一緒になって新教育長ということになれば、まず1つには数が変わるんですか。 それからもう一つは、市長が入った総合教育会議、それと今までの教育委員会、これは2つ残るのかなと。2つ残るということになれば、教育委員会と新しくできる総合教育会議、これとの関係、位置づけはどのようになっていくのか。その2つについてお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部次長。 ◎教育部次長教育総務課長(後藤章君) 2点ご質問があったかと思いますが、まず第1点目の教育委員の数でございます。 教育委員の数につきましては、法の規定によりましてこれまで5人とされておりましたが、改正法におきましては4人ということになっております。 さらに、総合教育会議の設置、さらには今までございます教育委員会との関係ということでございますが、総合教育会議の構成につきましては、市長及び教育委員並びに教育長という構成で会議が設置されるものでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) それでは総合教育会議、これの招集権者は市長になるのか、新しい教育長になるのか。あわせて、この中で扱う議題として、教職員の人事であったりとか、それから予算であったりとか教科書の選定、あとは共通学力テストの発表であったりとか、こういったものも扱うのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部次長。 ◎教育部次長教育総務課長(後藤章君) まず、総合教育会議の招集者につきましては市長になります。 さらに、会議の協議案件というおただしでございますが、会議における主な協議調整事項といたしましては、1つに教育大綱の策定に関すること、2つに教育に関する予算に関すること、3つ目に児童・生徒の生命、身体に被害が及ぶおそれがある事案の対応に関することなどが主なものになります。 お話のありました教科書の採択、それから教職員の人事等につきましては、協議の議題とすべきではないということになっております。 さらに、全国学力テストの結果の公表等につきましては、総合会議の中での協議案件となり得るものだというふうに理解をしております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 先ほどちょっと聞き漏らしてしまったと思うんですけれども、総合教育会議と教育委員会の会議というのは、この後も継続して行われるんですか。行われるとするならば、教育委員会と総合教育会議の関係、位置づけ、これはどういうふうになっているのか、もう一度お願いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部次長。 ◎教育部次長教育総務課長(後藤章君) まず、教育委員会の会議につきましては、これまでと同様に規則にのっとりまして、毎月の定例会、さらには必要に応じて臨時会を開催してまいります。 総合会議のほうでございますが、これにつきましては市長が招集するという形の中で、例えば予算に関することとか、教育行政の推進上、協議が必要な案件がある場合に、定例あるいは臨時という形も想定されるわけですが、そのような形で開催がされるものと思われます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) またちょっと違う質問をいたします。 県の教育委員会、はたまた教育事務所、こちらとの関係は教育部門として今までどおりなのか、それとも新たに総合教育会議、これができて招集権者で市長が入ることによって、それで県の教育委員会とか教育事務所との関係が変わるのか変わらないのか、お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 教育部次長。 ◎教育部次長教育総務課長(後藤章君) 総合教育会議につきましては、先ほども申し上げましたように、本市の教育行政に関し、地域の教育課題やあるべき姿、これらにつきまして協議調整をし、方向性を共有する場と認識をしております。このために、総合教育会議を設置することによりまして、これまでの県教育委員会との関係に特に変化は生じないものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 大きな項目、最後の項目に入ります。 施政(予算編成)方針についてお伺いいたします。 財政の健全化と市税や使用料及び手数料等の自主財源の確保についてという項目を起こさせていただきました。 政府は、国は、震災からの復興について、16年度から20年度までの5年間を後期復興期間と位置づけて、政府の財政計画素案が検討されているようですが、集中復興期間が過ぎても本宮市にとって有利な施策、アンテナを高くして、それから先ほどの地方版の地方創生戦略、こういったものも含めて、国とするならば予算は組んでありますけれども、当然のことながら自治体間の競争ですので、これらに対して、本宮市として財政の健全化とあわせて、国からのいただけるもの、本宮市にとって有利なものは有利なものとして、それこそアンテナを高くして情報をとって、対策をするべきだというふうに考えております。 それと、もう一つなんですけれども、財政の健全化をずっと維持しながら、そして市民の福祉であったり、これから先見たら高齢化ということを考えたときに、医療費であったり介護費であったり、こういったものがかかってくるということを考えた場合に、自主財源としての市税から使用料及び手数料等のこれらの確保について、どのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長渡辺正博君) 今後の財政の健全化というような観点から申し上げますと、議員おただしのように、地方創生も含めまして、地方がみずからいろいろなアイデアを出すことによりまして、国といたしましても、いろいろな形の中で支援をしていくということでございますので、それらが受けられるような体制づくりを今後進めていきたいというふうに考えております。 また、自主財源のお話もございました。これについては、当然いただくものは、先ほど言いましたように有効に活用させていただきますが、自主財源については、いろいろなアイデアといいますか、そういうものを生かしながら、単に市町村民に係る税のみでなくて、いろいろな工夫と申しますか、皆さんからのアイデアも含めていろいろなご意見をいただきながら、税収等財源につながるようなものは、今後もいろいろ必要だというふうに考えておりますので、それらは掘り起こしといいますか、そういうものも含めながら進めていければというふうには考えているところでございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) ちょっと古い資料で申しわけないんですけれども、平成25年度の一般会計の決算概要書、この中を見ると平成25年度の自主財源、市税、分担金、負担金からずっといって諸収入まで、この中で自主財源が本宮市の場合68億6,400万円というふうな数字、24年度が65億7,400万円、こういった財源を常に確保できるようにというのとあわせて、合併によっての交付税、町、村の段階の。これがもうそろそろ9年でなくなるとか、こういった点を考えていったらば、1,000兆円を超えるような国は借金を抱えていると。 そういったことを考えていったらば、本当に私どもの本宮市の自主財源の確保というのは常に頭に置いて、市民サービスを低下させないためにも、これは必要だという部分を考えておりますので、したがってそういう方向性を持って、これから自主財源の確保という部分も重きを置いて、行政の執行に努めていただきたいというふうに考えております。 次に、行財政の効率的な執行についてお伺いいたします。 高松市長は、1月に執行された市長選挙で2期目に当選されております。27年度の施政方針で、放射能の除染、駅周辺東西アクセス整備から復興公営住宅の整備までの11項目を重点項目と取り上げて、来年度の予算が編成されているものと思っております。 それともう一つ、高松市長が選挙戦で市民に訴えた7項目、市民のほうにパンフレットなんかに記載させていただいて、そして7つの項目を訴えております。とりわけ7番目のところに、無理、無駄をなくして財政の健全化をということをうたっております。これは4年間の公約でしょうけれども、ただ、初年度に当たって、この無理、無駄をなくして財政の健全化をと、全くそのとおりだと思いますけれども、どういう形で初年度からスタートさせていくのかお伺いいたします。 平成27年度から、人事評価制度の導入ということもございます。こういったことも含めて、無駄、無理、昔、「だらり」という言葉がありました。無駄、むら、無理のないようにと、こんなこともございましたけれども、最終的に市長の考えている施策、これを実行に移すのは、手足となって動いてくれるのは職員であると、幹部の皆さんを中心とした職員であると。したがって、この職員の皆さんがいかにやる気を持って、市長の考え方を、そして市民と一緒になって忠実に実行するためには、この無理、無駄をなくしてという部分で、これらの1年目からの、初年度からの、スタートするに当たって考え方をお聞かせいただきたいというふうに思っております。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、議員ご質問の行財政の効率的な運営と、公約に挙げさせていただいた1つであります。その取り組みの考え方について、どういう形かということだと思いますけれども、まず、私は1期目から、一番最初に挙げていたのが財政健全化であります。これは2期目も変わるものではありません。これをしっかりと踏まえた中で、いかに市民の皆様方にサービスを提供できるかというのが、これが大命題だというふうに思っております。 そういう中で、先ほど議員がおっしゃいました財源の確保、これはあらゆる方面から情報を収集しながら、できるだけ自主財源を使わない形の中で、いかに効率的に市民の皆様方にサービスを提供できるか、それをしっかりと考えていかなければ、財政健全化というのはなかなかなし得ないというふうに考えておるところであります。そういう中で事業の効果的な推進方法、これは見直しを随時かけていくべきなんだろうというふうに思っております。 1つ例を挙げさせていただきますと、今回の平成26年度から始めさせていただきました定住促進事業、これにつきましても当初5年を目標にして、短期として進めていくというふうなこと。一度議会の皆様方からご承認をいただいたので、それを無理くり進めていくという気は全くございません。その都度その都度同じ経費をかけながら、どのような形で成果を生むことができるか。また、間違った政策であれば勇気を持って引くということも必要だと思います。その辺が俗にいう、その事業に対するスクラップ・アンド・ビルドだと。そのスクラップがなかなか難しいというふうなことがあります。 ただし、既得権のように、補助金というのはいつまでも長く長く与えていただけるものでもないし、市民の皆様方にも提供できるものではないというふうに理解しています。市民の皆様方に補助金を提供させていただくということは、その期間中にできるだけ効果的に、補助金がなくても運営できるような、そういう体制をとっていただくというふうなこと。これが前提になければ、いつまでもスクラップができる事業というのはなくなってくるというふうに思いますので、一例ですけれども、そういう形の中で1つずつ事業効果を検証させていただきながら進めていくということが大切ではないのかなというふうに考えております。 そして、これも1期目から掲げておりましたけれども、まず、現場主義を貫いていく。これは事業の効率化に、私はとても大切なことだというふうに思っております。私初め職員の皆様方にもご協力をいただきながら、なかなか時間のとれない状況ではありますけれども、できるだけ現場に出向くと。現場に出向くことによって、新しい事実が見えてきたり、地域の方々の真の要望がわかってきたり、いろいろな形で、やはり現場に出るということ、これは大切だと思っておりますので、その辺もしっかり続けさせていただきたいと思っております。 また、庁内においては、ワンストップサービスをいかに充実できるかというふうなこと、これも1期目からの取り組みであります。しっかりとお客様に対してワンストップで対応できる、でき得るものについては、限りなくワンストップで対応できるようにしたい。たらい回しをしない、この辺もしっかりとやっていくことというのが大切なのかなというふうに考えておるところでございます。なかなか難しい問題ではありますけれども、市民の皆様方を常にお客様と思いながら、お客様の笑顔をいただけるような市政に取り組んでいく。それを思うことが、やはり事業に対する効率性、それが生まれてくるのかなというふうに思っております。 また、職員の皆様方への環境というふうなお話も、今、議員から質問をいただきました。前日の質問に対しても答えさせていただきました。本当に職員の皆様方、それから副市長、教育長、この震災以来、復興に対して、復旧に対して本当に一生懸命前に進んでいただきました。そのおかげで、ここまでたどり着くことができたということだろうというふうに思っております。 その方々、厳しい状況ではありますけれども、職場環境として、いかに優良な環境をつくっていくことができるかということ。非常に公務員に対する給与の問題も、今厳しい状況であります。ただ、仕事はどんどんふえてくるというふうなこと、その辺を踏まえて、職員の皆様方ができるだけ優良な環境の中で、精神面を含めて仕事に精励できる、そんな環境をつくってまいりたいというふうに思っておりますし、この辺につきましては、管理職の方々、それからそうでない職員の方々とも話し合いをさせていただきながら、職場環境の改善に努めていきたいと思っております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕
    ◆7番(円谷長作君) 先ほど市長の言葉の中で、勇気ある撤退、どうしても行政というのは、仕事がふえてふえて大きく大きくなってしまうと。いつどこで撤退するか、勇気ある撤退というのがなかなかできない、これが現実的な、それぞれの首長が抱えている大きな課題なんだろうと思っております。社会情勢の変化、経済情勢の変化等々に照らし合わせて、本宮市民が一番これだと幸せに多くの方々がなれるという方向で、そして定住から始まる、住みたいふるさと本宮創生に向けて一歩一歩確実に前進することを願って、私の一般質問を終わります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして、本日の一般質問を終わることにいたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(國分義之君) 日程第8日、3月16日は通告9番から一般質問、議案の質疑、予算審査特別委員会の設置、議案の委員会付託及び委員会付託案件を除く議案の討論、採決を行います。 なお、委員会に付託しない予定である議案に対する討論がある場合は、議会の運営に関する基準第104の規定により、3月16日午前9時までの通告となります。 以上をもちまして、本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後4時50分...